ピクセルアートの祭典「SHIBUYA PIXEL ART 2025」で受賞した作品が、11月21日から渋谷・原宿・銀座で公開されている。特に注目されるのは、渋谷西口、MODI前、タワーレコード前の三つの大型ビジョンで上映される映像展示である。優秀賞10作品が、街行く人々の目を楽しませている。
上映される作品は、puzuの「忠犬ハチ公シチ変化」やiemonの「邂逅」、Farahの「Evening Glow」など個性豊かな10点。各ビジョンでは1時間ごとに60秒の映像として展開され、西口ビジョンは毎時59分、MODIは毎時43分半、タワレコ前は毎時24分半から放映される。この上映は27日まで続く予定だ。
また、特別賞企画も行われている。銀座三宅宮では、iemonの「邂逅」がピクセルアートギャラリーで上映される。12月1日から毎日6時から23時45分の間、約8分ごとに作品が登場する予定だ。さらに、表参道の「WONDER PHOTO SHOP」では富士フイルム賞を受けた佐東おやすみの個展が開催されている。デジタルから飛び出したピクセルアートをプリント作品として楽しむ展示となっている。
運営するシブヤピクセルアート実行委員会は、ピクセルアートの街への浸透と文化的価値の拡張を目指しており、2017年の開始以来、世界中からの参加を集めている。来年1月には、今回の受賞作や審査員コメントなどをまとめた「Shibuya Pixel Art Collection Book 2025」も刊行される予定である。




