株式会社ブックサプライ(本社・大阪府吹田市、代表取締役・藪田真吾)は、2026年冬に放送予定のアニメ作品のうち、原作漫画の人気をもとにした「アニメ化される原作漫画ランキングTOP10」を発表した。ランキングは同社公式ECサイトでの販売データやユーザーレビューを独自にスコア化して集計したもので、調査期間は2025年10月1日から11月13日。冬の放送シーズンに向けて注目度の高い10作品が選ばれた。
1位に輝いたのは『葬送のフリーレン』。勇者たちの冒険の後日譚として描かれるファンタジーで、エルフの魔法使いフリーレンが「人を知る旅」に出る物語だ。雄大な世界観と繊細な心理描写が高く評価された。2位の『正反対な君と僕』は、性格も価値観も異なる高校生2人の関係を丁寧に描いた青春ラブコメディ。共感を誘う心理描写と可愛らしい作風が人気を集める。3位には『メダリスト』が選ばれた。元アイスダンサーと少女の成長を描くスポーツドラマで、努力と支え合いをテーマに感動的な展開を見せる。
続く4位の『うるわしの宵の月』は、男女問わず“王子”と呼ばれる2人の恋模様を繊細に表現した作品で、美しい作画と心理描写が魅力。5位の『姫様“拷問”の時間です』は、重い設定ながらも温かくユーモラスなストーリー展開が特徴で、人間味のあるキャラクターが多くの支持を集めている。これらの作品はいずれも冬のアニメ化を控え、視聴者の期待を大きく高めている。
同社は「放送を前に原作を楽しみたいという声に応えたい」とコメントしており、サイト上ではランキングの詳細や6位から10位までの結果も公開している。調査対象はブックサプライの公式ECサイトおよび楽天、Amazonの関連店舗で、幅広い読者層からの反響を反映したものとなっている。
ブックサプライは2000年創業の宅配買取サービス事業者で、本やCD、DVD、ゲームソフトのリユースを軸に、地域や文化をつなぐ取り組みを続けている。書店と連携した「書店応援団」プロジェクトや社会貢献活動にも積極的で、文化の循環を目指した事業展開を進めている。同社では現在、書籍やコミックの買取価格が最大30%上乗せとなるキャンペーンを実施中で、次の読者へと物語をつなぐ機会を提供している。
寒さが深まる季節に向けて、心温まる物語との出会いを求める読者にとって、今回のランキングは新たな読書のきっかけになりそうだ。



