CG・映像制作の最新情報を発信する「CGWORLD 2025 クリエイティブカンファレンス」が11月23日、東京都文京区の文京学院大学本郷キャンパスで開催される。主催は株式会社ボーンデジタル。参加費は無料で、事前登録が必要となる。
今年は、Walt Disney Animation StudiosやスウェーデンのVFXスタジオImportant Looking Piratesなど、海外の第一線で活躍するクリエイターが登壇する特別セッションが注目を集める。ディズニーはアニメーション映画「モアナ2」で用いられたHoudiniによるライティングワークフローを紹介し、実際の制作事例を交えて解説する予定だ。スウェーデンのスタジオからはドラマ「山賊の娘ローニャ」のVFX制作過程を披露する。
さらに、フランスのTAT Productionsも参加し、Netflixで配信中の作品「Asterix」を中心とした最新の3D制作手法を紹介するなど、国際的な映像制作の現場を知る貴重な機会となる。
会場では、ZBrushを用いたライブスカルプト対決「The マウント」や、ビジュアルデザインスタジオWOWによる学生トークセッションなど、教育的かつ実践的な企画も展開される。若手クリエイターや学生に向けた学びの場としても期待が高まっている。
展示エリアでは、AMDやWacomなどのメーカーが最新のPCやペンタブレットを出展。仁愛ホールやB’s Diningなど学内各所で体験ブースを設ける。加えて、天草市や静岡市など地方自治体が参加し、企業やクリエイターの地方進出を支援する取り組みを紹介するコーナーも設けられる。
会議は11時から19時まで行われ、終了後には懇親会を予定している。国内外のトップクリエイターと直接交流できる貴重な場として、多くの業界関係者の来場が見込まれる。



