キヤノン株式会社は、11月19日から21日まで幕張メッセで開かれる国内最大級のメディア総合イベント「Inter BEE 2025」に出展する。映像制作を支える最新の機器とソリューションを披露し、次世代の撮影環境を具体的に提示する予定だ。
ブースでは「放送(LIVE/BROADCAST)」と「制作(CREATIVE/PRODUCTION)」の二つのゾーンを設け、映像制作の現場に向けた多様な提案を行う。放送用ズームレンズやシネマカメラに加え、業務効率化や品質向上を目的とする「キヤノンバーチャルプロダクションシステム」やリモートカメラシステム“CR-N400/CR-N350”(2026年1月下旬発売予定)を展示する。また、新型デジタルシネマカメラ「EOS C50」(11月下旬発売予定)や屋外カメラシステム“U-4SR”(11月5日受注開始)も紹介される。
「LIVE/BROADCAST」ゾーンでは、放送現場の効率化に貢献する最新技術を中心に展示を行う。目玉は、メインカメラの動きに合わせて複数のリモートカメラを制御する「マルチカメラオーケストレーション」の参考出展だ。スタジオ空間の一部をバーチャル化し、限られた環境でも多様な映像表現を実現する。さらに、新製品「CN5×11 IAS T/R1」などのCINE-SERVOレンズや、印象的な映像表現「Novel Look」に対応する放送用レンズも公開する。
「CREATIVE/PRODUCTION」ゾーンでは、撮影とCG合成をリアルタイムで連携させる「キヤノンバーチャルプロダクションシステム」を実機展示し、来場者がその性能を体験できる。加えて、「EOS C50」や動画機能を強化した「EOS R50 V」(2025年5月発売)などの最新カメラを展示。RFシネマレンズやRFレンズのタッチ&トライ、そしてVRクリエイター向け「EOS VR SYSTEM」のコーナーでは、「Apple Vision Pro」を使ったコンテンツ視聴デモも行う。映像制作における新しいワークフローの姿が体感できる場となる。



