株式会社Live2D(東京都新宿区、中城哲也代表)は、2Dイラストに立体的なアニメーションを加える独自技術「Live2D」を用いた作品コンテスト「第12回 Live2D Creative Awards」のファイナリスト23名を11月4日に発表した。今年は世界20の国と地域から160件以上の作品が寄せられ、技術力と創造性が高く評価されたクリエイターたちが選出された。
Live2D Creative Awardsは、ジャンルを問わずLive2Dを活用した映像、キャラクター、インターフェースなどの表現を競う国際的なコンテストである。次世代の表現者が自らの可能性を試し、Live2Dの新たな表現領域を切り開く場として毎年注目を集めている。
本年度の応募は6月2日から9月30日にかけて行われた。ファイナリストには、アニメーション映像「ドリーム・ドリップ・ライブ!」(ひるまねる)や、立体感の追求が光る「全身3D机器人」(卡米雷特)など、個性あふれる作品が並んだ。特設サイトでは全23作品を公開しており、自由な発想から生まれたLive2D表現の多様性が感じられる。
受賞者の表彰式は12月12日、秋葉原UDXで開催されるイベント「alive 2025」内で実施される。「alive」は、2D表現に関わるクリエイター、企業、教育機関が一堂に会し、技術や制作事例、情熱を共有するLive2D社主催の年次イベントである。2025年は新企画「Live2Dキャリアミートアップ!」を加え、登壇、展示、交流を通じて業界の現在と未来を発信する。
当日は11時から20時30分まで開催され、グランプリなど各賞の発表が行われるほか、セッションや展示、懇親会が予定されている。一般入場券は1,000円、学生は無料で参加できる。詳細は公式サイトで確認できる。
Live2D社は、表現ソフト「Live2D Cubism」や公式マーケットプレイス「nizima」、VTuber向けアプリ「nizima LIVE」など、2D表現に関わる事業を多角的に展開している。同社は「クリエイターが描きたい通りに描き、動かしたい通りに動かす」という理念のもと、世界中の創造者を支援している。



