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累計発行部数5,500万部を超える『BADBOYS』の原作者、田中宏氏による府中町PRアニメ『夢中に幸せ、府中町』の続編制作が始動した。2019年の前作に続き、舞台は広島県安芸郡府中町。漫画家とアニメ監督、そして町の協働による新たな試みとして注目を集めている。

制作には、アニメ『チェンソーマン』のシリーズ監督として知られる中山竜氏が総監督として参加。音響監督を務めるのは、映像・音・デジタルを横断的に手がける田村啓介氏だ。幹事企業は株式会社Diginalで、公開は令和8年度、府中町の第5次総合計画開始に合わせて予定されている。配信は町の公式YouTubeチャンネルなどで行われる見込みだ。

続編では、前作で描かれた椿町ファミリーに新しい命が誕生し、長女・心(こころ)を中心に家族の絆と日常の温もりを織り込んでいく。1分前後の短尺に、実在する町の風景や人々の息づかいを凝縮する構成となる。中山監督は「短い時間の中でも、町の“呼吸”を表したい」と語る。田村氏は「生活音や風、声を通して町そのものを感じてもらいたい」と意気込みを示した。

原作者の田中氏は、地元・府中町のPR大使としても活動しており、「誇りある故郷を作品で伝えたい」と語る。府中町は6年連続で「街の住みここちランキング<中国>」第1位を獲得しており、住民の声とともに町の姿を発信し続けている。

本作は、前作の「ありふれた1分を宝物に変えるアニメーション」というテーマを受け継ぎ、見慣れた日常に潜む幸せを丁寧に描く。家族と町の時間が交わる新たな物語が、再び多くの心を温めることになりそうだ。

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