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株式会社セルシスは、漫画家志望者と編集者をオンラインで結ぶイベント「モチコミonline」の第8回イベントレポートを公開した。第8回は9月27日に開催され、78編集部・団体から178名の編集者が参加した。アンケートでは、漫画編集者と持ち込み希望者の双方で8割以上が満足と回答し、高い評価を得た。

これまでの開催を通じ、参加した漫画編集者の約86%が有望な漫画家志望者と出会い、担当として関係を築いている。そのうち約半数は、作品の連載や読切掲載につながったという。オンラインで編集者とつながる機会が得られることで、地方在住者や多忙な社会人など、従来持ち込みが難しかった層に新たなチャンスを広げている。

アンケートでは、初対面の編集者との打ち合わせ形式についても調査が行われた。結果は「オンラインでの打ち合わせ」を好む回答が全体の70.6%を占め、対面での希望(29.4%)を大きく上回った。非対面の形式が持ち込みの新たな主流として定着しつつあることがうかがえる。

また、編集者側からは「作品提出は2作までに絞ってほしい」との声が多く寄せられた。自信作を厳選して提出する方が印象に残りやすい傾向があるようだ。開催後に行われたオンライン調査では、漫画編集者64人、持ち込み希望者109人から回答を得た。

セルシスは次回開催を12月ごろに予定しており、漫画家志望者やクリエイター向けに参加登録を呼びかけている。オンラインでの持ち込み文化を支援しながら、創作の可能性を広げる場の提供を継続する方針だ。

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