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株式会社IMAGICA GROUPは、創業90周年を記念し、第38回東京国際映画祭と連動した特別セッション「Future Talks by IMAGICA GROUP ~90年の感謝とともに、未来をつくる人へ~」を10月31日に東京ミッドタウン日比谷BASE Qで開催する。

同社は映画フィルム現像業から始まり、現在は映像の企画から制作、編集、配信に至るまでをグローバルに展開する企業である。今回のイベントでは、映画監督やアニメーション作家、AI技術の専門家らが登壇し、次世代の映像表現や制作の現場について語り合う。

第1セッションには映画監督の三池崇史氏が登壇し、「Director’s Dialogue」と題して学生とともに実写映画の未来を議論する。三池氏は豊富な作品経験をもとに「若い才能には失敗を恐れず表現してほしい」と呼びかける。

第2セッションではアニメ監督の木下麦氏とユージン氏が初の対談形式で登場し、「Animating Dialogue」をテーマに、制作現場での体験やクリエイターとしての視点を共有する。両監督は、若い世代が映像産業でどのように輝けるかを語り合う場を目指す。

AI活用を議論する第3セッションでは、AI Mage代表の張鑫氏とオー・エル・エム・デジタルの四倉達夫氏が、経済産業省とNEDOが推進するプロジェクト「ANIMINS」について紹介する。アニメ制作におけるAI技術の可能性や産業全体への応用について議論する予定だ。

第4セッションでは、バンダイナムコフィルムワークスの小形尚弘氏と、IMAGICAエンタテインメントメディアサービスの関口正人氏が、「TECH-FUSION」と題し、ガンダムシリーズ最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の色表現における共同制作の裏側を語る。映像制作における色彩表現と技術的連携の重要性を検証する内容となる。

セッションは全4部構成で、学生対象プログラムと業界関係者向けプログラムに分かれて行われる。参加費は無料で、事前申し込みが必要となる。

共催にはロボット、ピクス、オー・エル・エム、オー・エル・エム・デジタル、IMAGICAエンタテインメントメディアサービスが名を連ね、AI Mageとバンダイナムコフィルムワークス、そして東京国際映画祭が協力する。

IMAGICA GROUPは1935年の創業以来、映像文化と技術の進化を支えてきた。今回の特別セッションを通じて、映像を志す人々とともに「つくる未来」に向けた新たな一歩を踏み出すとしている。

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