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武蔵野美術大学(東京都小平市、学長・樺山祐和)は、社会連携の取り組みを紹介する企画展「社会を縫合するクリエイティブ─武蔵野美術大学の社会連携からみた地域・時間・風景」を開催する。会場は新宿区の市ヶ谷キャンパス内にある社会連携拠点「1/M(イチエム)」で、会期は10月31日から11月20日まで。期間中は無休で開かれ、時間は午前11時から午後7時まで(最終日は午後5時まで)となる。

現代社会では、多様な価値観が交錯し、相互理解の難しさから分断が生まれやすい状況がある。同大学は、アートとデザインの創造力によって人や地域をつなぎ、新たな共同体を形づくる可能性に注目してきた。これまで学生や教員が企業、自治体、地域団体と取り組んできた数多くの社会連携プロジェクトには、異なる立場の人々を結び、新しい価値を生む「縫合」の力があるという。

展示会では、大学が実践してきた八つのプロジェクトを紹介する。各企画は、建築、デザイン、芸術文化など幅広い分野から生まれたもので、地域との協働を通じた成果を視覚的に示す試みも行われる。和歌山県田辺市、福井県若狭町、東京都三鷹市など全国各地で展開された活動が一堂に集う点も注目される。

企画運営は建築学科教授の國廣純子氏と、大学院生の目時誠太郎氏を中心とする「1/Mキュレーションチーム」が担当。会期中にはトークイベントも予定されており、11月11日には社会連携の学びをテーマにした教員と学生の対話、16日には新しい関係や発想を探るセッション、19日には学生による創造の継承を語るトークが行われる。

大学は本展について、アートやデザインが社会と関わることで生まれる新しいコミュニティの在り方を、来場者と共に考えたいとしている。アクセスはJR中央・総武線、東京メトロ有楽町線・南北線、都営新宿線いずれの市ケ谷駅からも徒歩3分。主催は武蔵野美術大学。

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