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釜山国際映画祭に併設された企画マーケット「APM(Asian Project Market)」で、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が官民連携で支援した映画企画『The Funeral March』が「ONE COOL AWARD」を受賞した。開催は2025年9月20日から23日までで、同企画は藤田直哉監督と藤田可南子プロデューサーによる長編映画プロジェクトである。

VIPOは文化庁や経済産業省との連携のもと、人材育成と海外市場開拓を目的にクリエイター支援を行ってきた。『The Funeral March』はその成果の一つとして国際的な評価を受けた形だ。

藤田監督は2021年の文化庁主催「ndjc:若手映画作家プロジェクト」に参加し、2023年にはVIPO自主事業「VIPO Film Lab/監督コース」で研修を重ねてきた。プロデューサーの藤田可南子氏も、2024年には「プチョン国際ファンタスティック映画祭」併設の「NAFF It Project」でAsian Discovery Awardを受賞し、同年Netflix協賛「VIPO Film Lab/国際プロデューサーコース」にも参加するなど、国際的な実績を積み重ねている。

また、藤田氏は経済産業省支援のもと、釜山やロッテルダムなどの国際映画祭併設マーケットで経験を重ね、2025年にはイタリアのファーイースト映画祭「Ties That Bind」で脚本講師による指導を受けた。こうした継続的な支援の積み重ねが今回の受賞につながったといえる。

VIPOは今後も、日本のクリエイターが海外で活躍できる環境づくりを進め、映画産業の国際的発展を後押ししていく方針である。

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