映画監督の三池崇史が主催するショート動画コンテスト「26秒のカーニバル」の第7期募集が、9月29日から始まった。今回のテーマは「あした私は〇〇になる」。応募者は希望や絶望など自由な解釈で、自らの“あした”を26秒の映像で表現することが求められる。
コンテストはプロやアマチュアに加え、生成AIによる作品も受け付けており、映像制作の入口を広げている。募集締め切りは11月30日で、審査は12月に行われる。金賞・銀賞・銅賞にはそれぞれ10万円、入賞と学生賞には各5万円が贈られる。学生が参加しやすいように、第6期から新たに「学生賞」が設けられた。
今回の募集開始と同時に、第6期の受賞作品も発表された。テーマは「恋について思うこと」。金賞にはウンガマン倶楽部の「執着」が選ばれ、銀賞は入柿翔馬の「おしらさま」、銅賞はAzuの「糸がほどけるとき」が受賞した。このほか入賞2本、学生賞2本、佳作1本が発表されている。
三池監督は「7回目を迎えるコンテストは毎回、熱量のこもった作品に出会える場になっている。今回のテーマでは夢や現実、希望や絶望など、自由な表現で“あした”を描いてほしい」と呼びかけている。
本企画は「26秒で人生を変えることができるのか」という試みを掲げ、映像の本質を問い直す場として立ち上げられた。短い時間での表現は、映像制作者の創造力とメッセージ性を試す舞台となっている。
過去のテーマには「フルスイング」「旅」「私の宝物」「これだけは言いたい!」「なぜ人は平和を謳いながら拳を振り上げるのか」などがあり、さまざまな表現が集まってきた。三池監督は「映像を学ぶ学生や若い世代に、挑戦の場としてこのコンテストを活用してほしい」と語っている。
詳細な応募方法や受賞作品は公式サイトで公開されている。



