富士フイルムは、世界各国から選ばれたクリエイター15名の作品を展示する企画写真展「GFX Challenge Grant Program 2024 〜Make Your Next Great Image〜」を開催する。東京会場では2025年10月31日から11月20日まで、大阪会場では同年12月12日から24日まで開かれ、いずれも入館無料となる。
「GFX Challenge Grant Program」は、富士フイルムが世界の写真家や映像作家の創作活動を支援する目的で実施している助成金プログラムである。応募は2024年7月から9月に世界3地域で受け付けられ、地域ごとの選考を経て、外部審査員による最終審査が行われた。その結果、2025年1月に15の受賞プロジェクトが決定し、助成金とラージフォーマットデジタルカメラシステム「GFX」が提供された。6か月の制作期間を経て作品が完成し、このたび披露される運びとなった。
受賞者のうち、グローバル・グラント・アワード(大賞)を受賞した5名には1万ドル相当の助成金が、リージョナル・グラント・アワード(優秀賞)を受賞した10名には5千ドル相当の助成金が授与された。完成した作品はカラーやモノクロの銀写真プリント、さらには映像作品としてモニター上映される予定で、展示点数はおよそ100点に及ぶ。
グローバル・グラント・アワード受賞者にはアルゼンチンのセサル・グアルディア・アレマーニ、日本の鈴木萌、イタリアのジャンルカ・ランチャイらが選ばれた。また、韓国のダスル・リー、カナダのデイヴィッド・フルデ、日本の安西剛など、世界各地のアーティストも優秀賞を獲得している。展示される作品はいずれも個性あふれるテーマを持ち、それぞれの地域性や独自の視点を反映した内容となっている。
審査には、ブルックリン美術館の写真キュレーターであるポリーヌ・ヴェルマールや、国際的フォトブック編集に携わるレスリー・A・マーティンら、世界的に著名な専門家が参加した。企画や構成には、日本国内外の写真展を数多く手がけてきた佐藤正子なども携わり、公平な審査が行われた。
会期中には「15作品の写真家によるメイキング映像」が公開される予定で、フジフイルム スクエアのウェブサイトから閲覧できる。東京ミッドタウンにある富士フイルムフォトサロン東京を皮切りに、大阪での巡回展も用意されており、入館料はすべて無料である。
世界を舞台に活躍するアーティストの創造力を体感できる本展は、最先端の写真表現に触れる貴重な機会となりそうだ。




