東京都港区のYUGEN Galleryは10月4日から19日まで、漫画家しりあがり寿による個展「カワイイ地獄」を開催する。しりあがりはナンセンスギャグと鋭い社会風刺を融合させ、人間の業や現代社会の姿を独自の表現で描いてきた作家で、『真夜中の弥次さん喜多さん』や東日本大震災を題材とした『あの日からのマンガ』など、数々の話題作を手がけている。映像やインスタレーションなど幅広い表現活動でも知られ、2014年には紫綬褒章を受章。近年は竹中直人との二人展や京都・東福寺塔頭 光明院での個展、海外美術館での展示など国内外で精力的に活動している。
今回の展覧会は、ギャラリー空間を地獄に見立てて構成し、日本のポップカルチャーとして世界に知られる「カワイイ」を独自の視点で再解釈する試みだ。地獄をテーマにした展示は全国各地で注目されているが、しりあがり特有の脱力感ある漫画表現とアート批評性が融合した空間は異彩を放つとみられる。
会場はYUGEN Gallery(港区南青山3-1-31 KD南青山ビル4F)で、平日は13時から19時、土日祝日は20時まで開館。最終日は17時閉場。入場は無料で、会期中は無休。詳細は公式サイトで確認できる。



