岩手県の魅力を広く発信することを目的とした「第3回ミセテイワテ動画コンテスト」が、2025年7月4日から応募受付を開始した。主催は、岩手県から委託を受けたロントラ株式会社。コンテストでは、岩手の自然や街並み、食、暮らし、ものづくり、伝統文化など、同県ならではの魅力を表現した動画を広く募集する。
本コンテストは、県内外の映像クリエイターにとって新たな表現の場であり、岩手ファンの拡大や地域文化・メディア芸術の振興を図る試みでもある。募集部門は、31秒以上3分以内の「チャレンジ部門」と、30秒以内の「インスタ部門」の2つ。作品は岩手県に関連し、応募者自身によるオリジナルであることが条件となる。実写やアニメ、CG、スライドなど、表現方法は自由だが、他のコンテストで受賞歴のある作品は対象外とされている。
審査には、これまで同様、映画『るろうに剣心』シリーズなどで知られる盛岡市出身の映画監督・大友啓史氏が特別審査員として参加。また、MVやドキュメンタリー映画の演出で著名な映像ディレクター・高橋栄樹氏がアンバサダー兼審査員を務める。さらに、映像業界の第一線で活躍する4組のクリエイターも審査に加わるなど、作品の質を見極めるための体制が整えられている。
賞金総額は56万円で、チャレンジ部門の最優秀賞には賞金15万円とトロフィー、賞状が授与される。加えて、副賞として映像制作専門メディア「Video Salon web」にて受賞者インタビューの掲載も予定されており、映像制作者にとっては大きなステップアップの機会となる。
応募期間は2025年11月4日まで。入選作品は翌年1月下旬に発表され、2月上旬には表彰式が行われる予定。詳細は「ミセテイワテ動画コンテスト」特設サイト(https://miseteiwate.jp)で確認できる。
地域の魅力を映像で表現したいクリエイターや岩手に思い入れのある人々にとって、このコンテストは貴重な発信の舞台となりそうだ。



