京都精華大学芸術学部映像専攻の卒業生5名によるグループ展「cycle(サイクル)」が、同大学キャンパス内のギャラリーTerra-Sにて開催される。会期は2025年5月23日(金)から5月31日(土)までで、日曜日は休場。開場時間は午前11時から午後6時までとなっており、一般来場者も無料で観覧できる。
本展は、「宇宙や自然、生と死、破壊と再生、輪廻」など、多様な“循環”をテーマに据えた作品を紹介するもの。映像やインスタレーションといった表現形式を通じて、時間の流れや反復性といった概念を深く掘り下げる。参加作家は、池田慎之介、久保愛子、サイカシン、筒井夏鈴、松本玲果の5名で、それぞれが独自の視点から「cycle」を表現している。
ギャラリーTerra-Sは、京都精華大学が運営する学内ギャラリーで、企画展のほか、学生や卒業生、教職員による展覧会も随時開催されている。今回の展覧会でも、作品と作家のみならず、展示空間や観覧者との関係性にも着目し、循環の概念を空間全体に広げる構成が目指されている。
芸術を通して未来へとつながる新たな循環の形を提示する本展は、表現の可能性を探る卒業生たちによる挑戦でもある。観覧希望者は京都精華大学明窓館3階の会場まで足を運んでほしい。展覧会に関する詳細は、大学公式ウェブサイトでも確認できる。