総合光学機器メーカーの株式会社タムロン(本社:さいたま市、代表取締役社長:桜庭省吾)は、鉄道写真撮影時のマナー向上を目的とした特別イベント「第3回 鉄道博物館ナイトミュージアム撮影会&鉄道撮影マナー講座」を開催する。会場は埼玉県さいたま市の鉄道博物館で、2025年6月14日(土)の午後5時30分から午後7時30分まで貸切で実施される。参加費は無料で、125組250名を招待する。

このイベントは、タムロンが2008年から主催している「タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景ベストショット」の一環として行われるもので、鉄道写真撮影のマナーを広く周知することを目的としている。近年、撮影マナーの問題は社会的関心が高まっており、トラブルを防ぐための啓発が求められている。タムロンはこうした背景を受け、撮影の楽しさとともにマナーの重要性を伝える機会として本イベントを企画した。

イベントでは、鉄道博物館に展示されている36両の実物車両を撮影できる特別な時間が設けられ、併せて「鉄道撮影マナー講座」が実施される。講座は1回あたり約20分で、定員約85名のグループを3回に分けて行われる予定だ。講師には鉄道写真家として著名な広田尚敬氏と金盛正樹氏が登壇し、講義の後には東日本旅客鉄道株式会社大宮支社の社員からもマナーに関する説明がなされる。

また、希望者にはタムロン製の交換レンズが無料で貸し出される。ミラーレス一眼カメラ用レンズ20機種と、デジタル一眼レフ用レンズ4機種が用意されており、事前予約制で申し込み多数の場合は抽選となる。カメラ自体の貸し出しは行われないが、スマートフォンでの撮影も可能だ。

この特別イベントの応募受付は4月24日から5月18日までで、タムロンの公式ウェブサイト内の特設ページから申し込むことができる。応募多数の場合は抽選となり、当選者にはメールで通知される。

なお、同日より「第18回 タムロン鉄道風景コンテスト」の作品募集も開始された。本イベントで撮影された写真も応募対象となるため、撮影を楽しみながらコンテストに挑戦することも可能だ。コンテストの詳細はタムロンの特設ページで確認できる。

タムロンは今後も先進的な光学技術と創造性を生かし、写真文化の発展と社会貢献に取り組んでいく姿勢を明らかにしている。