〈サステナビリティ〉をテーマとした事業デザイン、場の企画・開発・運営を手がけるRGB株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:⼋島 智史、以下、当社)は、東急不動産株式会社が渋谷区神宮前地区にて 2024年4月17日(水)に展開する、東急プラザ原宿「ハラカド」(以下「ハラカド」)の 4 階フロアにて、サステナブルをテーマにした、アートやコンテンツを体感できる “原っぱのような” パブリックスペース「ハラッパ」をオープンする。

広域渋谷圏※1 において、原宿・神宮前エリアを世界に向けた文化創造・発信拠点とするためのまちづくりの核となる商業施設となる「ハラカド」は、これまで様々なカルチャーを生み出してきた原宿・神宮前エリアが持つヒストリーや、SNSを通じて誰もが発信や自分なりの表現を行う現在の時代背景を踏まえ、「多様な人々の感性を刺激する、新たな原宿カルチャーの創造・体験の場」として新たに誕生する。

当社がサステナブル統括として、企画とプロデュースを手がけた 4 階フロアは、多様なカルチャーや新しいエンターテイメントを原宿らしく編集し、国籍・性別・年齢に関わらず皆がボーダレスに体験できる場所をめざします。「ハラッパ」と題し、「自然・チルアウト」×「原宿で体験」をテーマにした企画として、焚き火を囲うようなインスタレーションなどの、自然やサステナブルを感じるコンテンツが、神宮前交差点の前の約 312 坪で展開される。さらに、代官山駅前のサステナブル活動拠点であり、カフェとイベントスペースで構成される「TENOHA代官山」(Forestgate Daikanyama内)とも連携をしていくという。
※1 広域渋谷圏とは、東急グループの渋谷まちづくり戦略において定めた、渋谷駅から半径2.5kmのエリアのことを指す

原宿のど真ん中に、「ハラッパ」が誕生。各方面で活躍するクリエイターと作品が集結

 「ハラカド」4階の広大なスペースを使った「ハラッパ」は、各方面で活躍するクリエイターが、都会の真ん中で原っぱのような自然を感じながら、サステナブルなアートやコンテンツを楽しめる空間として誕生させた。 子供の頃に遊んだ原っぱにあった、太陽、風、雨、土、虫、みどりを、原宿というカルチャーの集積地に再現している。空間を構成するアートやプロダクトは、環境に配慮されていながらも新しい感覚をお届けする、みんなの憩いの場。

 「ハラッパ」を手掛けるメンバーとして、各方面で活躍するクリエイターが揃った。緑と空間演出を手掛けるのは「SOLSO」の齊藤太一氏(DAISHIZEN 代表取締役)。アートは遠山正道氏(The Chain Museum 代表)を統括として、アーティストの小松宏誠氏と⻄原尚氏が制作し、デジタルアートは伊藤直樹氏(PARTY 代表取締役)が担当。インタラクティブコンテンツは満永隆哉氏・道堂本丸氏(HYTEK 代表取締役)が統括し、フロア全体のサステナブル企画統括は、当社代表の八島智史(RGB inc. 代表取締役)が担当している。

「ハラッパ」のロゴデザイン。パブリックな場所のため所謂デザインらしい造形で個性をあえて出さないよう、文字を作成し、その上に草を連想させる手描きのテクスチャを被せ、草むらの中に虫や動物が隠れているようなイメージを演出。

「ハラカド」の4階はサステナブルで体験型のコンテンツを複数有しており、ボーダレスな空間を実現

デジタルインスタレーション「太陽の焚き火」

ハラッパ中央の吹き抜け空間では、直径4.5mの大規模な太陽をモチーフにしたデジタルインスタレーションを展示。大地を照らし、緑を育み、私たちの暮らしのためにエネルギーを生み出してくれる「太陽」を表現した本作品。焚き火をするように囲んで座れば、太陽のありがたみが身近に感じられるはず。そして、やさしく温かい光が、原っぱに寝そべり、太陽の光を浴びていた頃の思い出を呼び覚ましてくれるでしょう。太陽の内部には14台のムービングライトを活用して合計約7万ルーメンの光を動かしながら、焚き火の揺らめきや太陽の壮大さを演出する。

「原っぱ」「自然」をテーマにしたキュレーションアート

◯小松宏誠氏 アート作品
小松宏誠氏は、「軽さ」「動き」「光」など自然の物理現象に着目した作品を展開し、美術館での作品展示をはじめ、商業施設など大空間での空間演出も行ってきた。今回、空気の微細な動きを可視化したモビールや、雨が地面に落ちた際の水紋から着想を得て作られたインスタレーションなどを展示します。外からの光や空気の流れ、周辺環境や時間帯によって表情が刻々と変化していく作品は、普段は見過ごしてしまいそうな自然の美しさや力を思い出させてくれだろう。また、小松宏誠氏の作品と空間サウンドの作曲を Sawako 氏、サウンドデザインをCorey Fuller氏が担当。

◯西原尚氏 アート作品
西原尚氏は、サウンドアートやパフォーマンスなど「音」にまつわる表現活動を行うアーティスト。今回は「遊び」をテーマに、木製の素朴なロボットや親子グモが遊ぶ不思議なインスタレーション作品を発表します。原っぱを散策しながら出会うプリミティブなロボットや機械たちは、どこか懐かしさを感じたり、根源的な遊びの楽しさを想起させてくれるようだ。

〈アーティストプロフィール〉
小松宏誠 / Kosei Komatsu
1981年徳島県生まれ。2004年武蔵野美術大学建築学科卒業、2006年東京藝術大学大学院修了後、アーティストグループ「アトリエオモヤ」のメンバーとして自然の物理現象に着目した作品制作を開始。2014年に独立。2022年武蔵野美術大学建築学科特任准教授着任。「浮遊」や「鳥」への興味からはじまり、現在では「軽さ」「動き」「光」に着目した作品を展開。美術館での作品展示をはじめ、商業施設など大空間での空間演出も行う。

西原尚/Nao Nishihara
1976年生まれ。2009年東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科卒業、2011年同大学院美術研究科先端芸術表現修了。現在、東京藝術大学、東京大学、福山大学にて非常勤講師を務める。アーティスト・実践者として、サウンドアートやパフォーマンスなど「音」にまつわる表現活動を行う。音を作り出すために身体と物と空間が必要で、それらとどのように付き合うのか、そして発展させられるのか、関心を寄せている。知らない人と会い、知らない文化や習慣に触れるために、国内外で展示やパフォーマンスをする。

Sawako(サウンドデザイン)
サウンドアーティスト、音響作家、メディア・アーティスト、sound sculptor、signal alchemist。幼少時に金春流能楽とクラシック・ピアノを習い、慶応義塾大学環境情報学部卒業。New York University ITPで修士号取得。2019年4月よりフェリス女学院大学音楽芸術学部非常勤講師。「音と暮らしとテクノロジー」をキーワードに、フィールドレコーディングやデジタル技術を用いて、様々な情景の織りなすオーガニックで透明感のある世界を紡ぐ。

Corey Fuller/コリー・フラー(サウンドデザイン)
アメリカ生まれ日本育ちのサウンドアーティスト。ソロ名義のほか、ILLUHA、OHIO名義、坂本龍一、Taylor Deupree、Richard Skeltonなどとコラボレーションも重ね、数々のアルバムをリリース。アルバム作品のみならずマルチメディア作品も多数発表しており、ボーダーレスに活動の場を広げている。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000120052.html