フリーランス・複業・副業の求人マッチングサービス『SOKUDAN(ソクダン)』を運営する、CAMELORS株式会社が、フリーランス事業企画の平均年収・平均時給について調査。その内容を発表した。この記事では、フリーランス・副業案件の職種別平均年収・平均時給の調査の一環として、SOKUDANに掲載されているフリーランス案件のうち、「事業企画」の職種に絞って、平均年収・平均時給などを調査しレポート記事にした。後半では、フリーランス事業企画の業界別の平均年収・平均時給や求められるスキル、稼働日数やリモート可否等も記載している。

調査対象:
SOKUDANに掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算
・対象期間:2019年7月ー2023年6月
・対象案件数:69件 ※一部抜粋
・対象職種:事業企画

調査サマリ

フリーランス事業企画の平均年収901万円
一般的な事業企画の平均年収より+273万円も高い
年収1,000万円以上が約30%を占め、約9割が600万円以上
一番案件が多い業界は、コンサルティング業界で平均年収1,104万円
93%がリモート可案件

フリーランスの事業企画。平均年収・平均時給は?

サマリー
・平均年収901万円、平均時給4,467円
・中央値年収840万円、中央値時給4,167円
・年収1,000万円以上が約30%を占める
・年収600万円以上が87%を占める
・年収600万円以下よりも年収1,200万円以上の方が多い

一般的な事業企画の平均年収
628万円 (doda:経営企画/事業企画)
615万円 (Indeed)

一般的な事業企画の平均年収(約620万円)よりも、SOKUDANに掲載されているフリーランス・副業案件の事業企画の平均年収(901万円)の方が高い結果となっている。会社員として事業企画職につくよりも、フリーランスとして事業企画職につく方が、高い報酬が得られる可能性がある。

「事業企画」の案件が多い業界ランキングと平均年収

事業企画の案件数は、コンサルティング業界が一番多い結果となった。案件数の2位はSaaS業界、3位はWebマーケティング業界です。フリーランス事業企画の平均年収901万円を上回る業界は、コンサルティング業界、SssS業界だった。

フリーランス事業企画に求められるスキル

さらに、フリーランスの事業企画に求められるスキル「新規事業」「事業戦略」「企画立案」は、抽象度や難易度が高く、社内に経験者がいないことが多いため、結果として多くの企業がフリーランス・副業人材に求めるスキルとなっている。「プロダクトマネジメント」は、立ち上がった事業を運営していくスキルで、そのまま事業推進して欲しいという企業側の考えが背景にありそう。「英語」は、海外展開や海外市場のリサーチなどの需要が高まっていることが背景にありそうだ。

フリーランス事業企画案件の稼働日数

フリーランス・副業の事業企画案件の稼働日数は、週3日以下が77.8%となった。週4〜5日の案件は22.2%で企業にしっかりとコミットする案件もあるものの、ノウハウや人手が足りない部分をサポートする週3日以下の案件も多く存在していることがわかる。稼働日数が少ない案件は、副業から参画しやすく、フリーランスであれば複数の案件を掛け持ちしやすいだろう。

フリーランス事業企画案件のリモート可否

フリーランス・副業の事業企画案件は、リモート可案件が93%を占めています。フリーランスや副業の事業企画は、場所に縛られない自由な働き方がしやすい傾向にある。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000045678.html