新卒大学生向けの就活情報サイト「就活の教科書」を運営する、株式会社Synergy Careerは、公式LINEの登録者を対象に、25卒の会社に求める条件についてアンケート調査を実施。集まった152名の回答をもとにアンケート結果を報告している。
アンケート記事:https://reashu.com/25sotsu_company_conditions/

【24卒の就活結果調査】調査概要
調査対象:「就活の教科書」公式LINEの登録者
調査期間:2023年7月31日(月)~2023年8月6日(日)
調査方法:インターネット上でのアンケート調査
有効回答数:152

調査サマリー

①:会社に求める条件として仕事内容、勤務時間、給与、福利厚生を特に重視している
最も重要視されているのが仕事内容(65.8%)で、勤務時間、福利厚生、給与(57.9%)が次いで重視されていた。一方で知名度や教育制度などを重視している就活生は10%ほどであり、そこまで重要視されていないことが分かった。仕事内容は変えられないとしても、給与、福利厚生、勤務時間の3点を改善することで就活生の応募数が増える可能性が高まるのではないか。

②:希望する企業規模は大企業が74%、中小企業が38%
中小企業だけを希望している就活生の割合は3.9%であった。中小企業を視野に入れている人のほとんどが、大企業と中小企業の2つの企業規模を視野に入れて就活している。大企業にはない魅力や良さを伝え、差別化することが重要だと考えられる。

③:魅力的なインターンの種類は選考直結型
魅力的に感じるインターンの種類は選考直結型(69.7%)、業務体験型(57.9%)、プロジェクト型(48%)の順で高かった。インターンで会社について知ることよりも、早く内定が欲しいという就活生の思いが見られる。

④:対面よりリモートワークを希望する就活生の割合は55.4%
コロナが収束した後でも対面よりもリモートワーク勤務を望む就活生の割合は半数を超えた。リモートで対応できるところはリモート、それ以外は対面など、働き方の柔軟性が求められていることがわかった。リモートワークの支持率が高いことから会社選びの1つの指針になっているのではないか。

⑤:副業や転職を視野に入れている就活生はそれぞれ32.2%、42.8%
副業、転職ともに想像よりも多くの就活生が就活の時点で考えていることが分かった。企業は副業に寛容であることが求められている。また転職されないために職場環境を改善することよりも、転職されても安定する社内体制を整える必要がある。

最も人気の業界は「メーカー」

25卒に最も人気の業界はメーカーであり、次がサービスであることが分かった。これまで就活生人気業界ランキングで上位にあったソフトウェア・通信は4位、マスコミは7位という結果でした。ソフトウェア・通信では残業が多かったりなどのネガティブなイメージがあること、マスコミでは将来性に不安があるなどを理由に人気が落ちているのではないかと考えられる。

「大手企業」への就職を志望する人が大多数

大企業を志望する人が圧倒的に多いですが、大手企業だけを選択した人の割合は9.2%のみだった。大手企業と中小企業の2つを選択した人の割合は19%、大手企業とベンチャースタートアップ企業は5.2%です。以上から、まだ企業規模を決めかねている人が大半であることが分かる。この割合をもとに就活生に対して合同説明会などで積極的に働きかけることが応募の増加に繋がると考えられる。

会社に求める条件は「仕事内容、勤務時間、給与、福利厚生

就活生が重視しているのは仕事内容、勤務時間、給与、福利厚生であると分かりました。一方で、会社の知名度や海外で働く機会があることはそこまで重視されていないため、就活生には以上の4点をアピールした方がいいと考えられる。

リモートワークを求める就活生が過半数ごえ

リモートワークを求める就活生は過半数を超えました。大学でリモート授業を経験し、慣れている世代だからこそ、以上のような結果になったと考えられる。リモートを希望する人で、「通勤時間を省くことができるから」といった声が多くみられた。一方、希望しない人は「仕事とプライベートのメリハリをつけること難しい」「人間関係が希薄になりそうだから」という声が見られ、柔軟な働き方が求められている。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000065508.html