エンターテインメントプラットフォーム「TikTok（ティックトック）」は、3月1日に10代の子どもたち、その保護者、そしてコミュニティのための新しい機能改善と拡張を発表。今回の機能拡充では、視聴時間管理ツールに多くのカスタムオプションを追加、10代の子どもたちのアカウントに新しいデフォルト設定を導入、そしてペアレンタルコントロールによる管理を拡充している。

10代の子どもたちがTikTokで視聴時間を管理しやすくするための変更点

今後、数週間のうちに、18歳未満（13歳以上）のユーザーが所有するすべてのアカウントに、1日60分の視聴時間制限が自動的に設定されるようになります。視聴時間の「適切な」時間や、視聴時間が与える影響について、組織として明確な見解はないが、最新の学術研究とボストン小児病院のデジタルウェルネスラボの専門家と議論を重ね、制限内容を決定したという。60分の制限時間に達した際、視聴を続けるためにはパスコードの入力が求められることにより、18歳未満のユーザーは時間を延長するかの判断をすることとなる。

また、時間の使い方を意識することで、より意識的に判断ができるようになるという研究結果もある。そこで、18歳未満のユーザーが60分のデフォルト設定を解除し、1日に100分以上TikTokを利用した場合、1日のスクリーンタイム制限を設定するよう通知が送られるように。これは昨年、18歳未満のユーザーに視聴時間管理を促したポップアップ通知を元にしたもので、テストではこのアプローチによって視聴時間管理ツールの利用が234%増加したことが確認されているまた、すべての18歳未満のユーザーのアカウントに、視聴時間を振り返る通知を毎週送信する。

これらの機能は、10代のアカウントのための強固な安全設定として追加される。たとえば、13歳から15歳の子どもたちのアカウントはデフォルトで非公開に設定されており、何を、いつ、誰と共有するかについて、子どもたちが十分な情報を得た上で選択できるようになっている。また、ダイレクトメッセージは16歳以上のみ利用可能で、TikTok LIVEを開催するには18歳以上である必要がある。

デジタルウェルビーイングに関する家族の対話を支援
10代の子どもたちがサポートを必要とするとき、最初に頼るのは両親や保護者であることが多く、それらの家族は私たちの最も重要なパートナーの一つとなっている。私たちは、家族の絆を深めるための革新的かつ継続的な取り組みとして、ペアレンタルコントロールに3つの新機能を追加した。

・1日の視聴時間の制限を調整:
保護者は、ペアレンタルコントロールを使用し、1日の視聴時間の制限を調整することができる。（曜日によって異なる制限時間を選択することも可能）。これにより、学校のスケジュールや休日の過ごし方、家族の旅行などに合わせて、視聴時間を調整することが可能となる。
・スクリーンタイムダッシュボード:
TikTokの視聴時間、開いた回数、日中と夜間の合計視聴時間の内訳を表示するスクリーンタイムダッシュボードをペアレンタルコントロールにも導入。私たちの最近の調査から、視聴時間は保護者が10代の子どもたちと最も頻繁に話し合う話題の一つであることが分かっている。
・通知のミュート:
通知は、私たちが常につながれることをサポートしてくれますが、時には邪魔されないことが大切な場合もあります。この度、保護者の方が設定できる、10代の子どもたちへの通知をミュートできる新機能を導入。13歳から15歳のアカウントはすでに午後9時から、16歳から17歳のアカウントは午後10時からプッシュ通知を受信しないように設定されている。

引用元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000853.000030435.html