週に1回、CREATIVE VILLAGEがセレクトするおでかけ情報。11月1週目は「デジタル骨董展ーこれからの価値と所有を考えるー」を紹介します。

時代の潮流によって一時的に高騰しているとも見えるNFTアートの市場について、これが果たして本当に価値あるモノとして未来へ継承されるのか?そして「価値とは何か?」という人類の営みの本質を問う展示会「デジタル骨董展ーこれからの価値と所有を考えるー」がラフォーレ原宿6FにあるBE AT STUDIO HARAJUKUにて、11月13日(日)まで開催されている。

本展は、今後、NFTアートの「価値」と「所有」が果たしてどこへ向かうのかを考察する展覧会である。

これまで、モノの価値がどのように変化してきたかの歴史を振り返りながら、NFTによるデジタルデータの「希少性の担保」と「所有者の明確化」が可能となった現代を時代の境目と捉える。本展示で問いかけるのは、「価値とは何か?」という人類の営みの本質である。

【展覧会概要】
デジタル骨董展ーこれからの価値と所有を考えるー
展示期間:2022.10.29(土) – 11.13(日)
営業時間:11:00~20:00
会場:BE AT STUDIO HARAJUKU(ラフォーレ原宿6F)
入場料:無料
主催:BE AT TOKYO
企画プロデュース:有國恵介(BE AT TOKYO/FLOWPLATEAUX)
企画・編集:桜井祐(TISSUE Inc.)、
塚田有那(一般社団法人Whole Universe)
監修:鞍田崇(哲学者)、加藤明洋(アーティスト・エンジニア)
協力:吉田真一郎(近世麻布研究所)、菅原夢愛、吉祥寺PukuPuku
空間デザイン:赤羽伸哉
アートディレクター:畑ユリエ
特設WEBページ:https://be-at-tokyo.com/projects/beatstudio/10744/

【出展作品】

<NFT>
exonemo《Metaverse Petshop》
加藤明洋《Wan Nyan Wars》
HUMAN AWESOME ERROR《民主的工藝》
藤幡正樹《Brave New Commons》
高尾俊介《Generativemasks》

exonemo《Metaverse Petshop》 Supported by NowHere|NFT advisor Toshi wildmous


加藤明洋《Wan Nyan Wars》


高尾俊介《Generativemasks #1947》


藤幡正樹《Brave New Commons》


HUMAN AWESOME ERROR《民主的工藝》


「襤褸」(イメージ)※実際の展示物とは異なります 


「白南京金継ぎ」

展示構成

[1] Introduction なぜ価値と所有なのか?
NFTアートの潮流を見つめる上で、モノを通じた「価値」と「所有」という概念にフォーカスを当て、来場者に問いを投げかける。

[2] Chronology 価値と所有の年表|骨董とNFT
千利休らの「数寄の時代」から青山二郎らが提唱した「骨董の時代」。そしていま勃興する「NFTの時代」という3つの軸から、価値観や所有感がどのように変遷していったかを年表でたどる。

[3]Analyzation モノが価値を持つとは?
骨董が価値を持つようになった構造を分析し、5つのキーワードで分析。同時にそれらキーワードを象徴するような作品を「骨董」と「NFT」の両者から紹介する。

[4] Question これからの価値と所有とは?
NFTの興隆とともに、デジタルアート・デジタル世界において「価値」や「所有」の概念は変わりうるのか、100年後の「価値」を示唆する作品を通じて鑑賞者に問いかける。

NFTアートの”これまで”と”これから”を考えられる見応えある展示となっているようだ。NFTアートにこれから触れようと考えている方、NFTアートに携わっている方には、ぜひ、行ってみてほしい。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000074688.html