企業のマーケティングDXを支援するアライドアーキテクツ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:中村壮秀、証券コード:6081)は、「生活者のUGCに対する意識調査 2022」を実施。その結果、生活者の64.6%が購買行動においてUGCを信頼していることがわかった。さらに、調査の結果、生活者は良い点だけでなく、良くない点についても書かれているUGCを信頼するということも明らかに。企業はネガティブな情報が書かれたUGCを排除するのではなく、有効活用することで信頼につなげることが出来ると考えられる。

調査概要
・調査名称:生活者のUGCに対する意識調査
・調査主体:Letro
・調査時期:2022年8月26日~27日
・調査方法:Fastask(株式会社ジャストシステム提供)によるオンラインアンケート調査
・調査対象:10~60代の男女
・調査対象者数:1,100名

生活者の64.6%が購買行動においてUGCを信頼。UGCの信頼度は年々高まる

はじめに「商品・サービスの購入時に、UGCを信頼するか」について聞いたところ、全体で64.6%の方がUGCを信頼するという結果になった。特に、女性と30代までの若い層ほど高い傾向に。「購買行動におけるUGCの信頼性」に関するデータとして良く知られるニールセンデジタルの2019年発表の調査では、「購買の際にUGCを信頼する」と回答した30代の生活者が33%(2017年)から45%(2019年)に増加していたが、本調査では69.9%にまで上昇しており、UGCの信頼度が年々高まっていることがわかる。

「無形商材」「化粧品・スキンケア」「ヘアケア」の順でUGCの信頼度が高い

「商品・サービスの購入時に、UGCを信頼する」と回答した方に対して、商品カテゴリ別に「商品・サービスの購入時に、UGCを信頼するか」と聞いたところ、UGCの信頼度が高まるカテゴリは、「無形商材(80.2%)」「化粧品・スキンケア(79.4%)」「ヘアケア(75.3%)」の順に高い結果となり、商品やサービスを購入するときに「UGCを信頼する」と回答した人の中でも、商品カテゴリによってUGCの信頼度が異なることがわかった。

UGCで最も影響力のあるコンテンツ形式は「テキスト」型

「商品・サービスの購入時に、UGCを信頼する」と回答した方に対して、「UGCの中で、テキスト・写真・動画の どれが購入の意思決定に最も影響を与えるか」と聞いたところ、「テキスト」が49.3%と高い傾向にあった。また、「写真」「動画」を合わせると約半数の方がビジュ​アルコンテンツと回答していることになり、視覚的な訴求効果のあるコンテンツも購入の意思決定に高い影響力をもつことがわかった。

「具体性がありわかりやすい」UGCが信頼される。ネガティブなUGCも有効活用を

「商品・サービスの購入時に、UGCを信頼する」と回答した方に対して、「どのような場合にUGCの情報が信頼できると感じるか」について聞いたところ、「UGCの内容が具体的・わかりやすい(46.3%)」に次いで「UGCの件数が多い(41.6%)」、「おススメや良い点だけでなく、良くない点についても書かれている(41.2%)」という順になった。「UGCの具体性や件数」に着目するという回答に続いて、「おススメや良い点だけでなく、良くない点についても書かれているUGC」という選択が多かったことから、企業はネガティブな情報が書かれたUGCを排除するのではなく、有効活用することで信頼につなげることが出来ると考えられる。

調査の総括

生活者のUGCに対する信頼度は年々高まっており、2022年は64.6%もの方が「UGCを信頼する」と回答する結果となりました。また、UGCの中でも購入の意思決定に最も影響を与えるコンテンツ形式は、「テキスト」。さらには、UGCの具体性や件数、おススメや良い点だけでなく、良くない点についても書かれているUGCを信頼するというな結果になった。こうした結果からも、企業はUGC施策に積極的に取り組むことで、購入検討者の最後の一押しにつながるということがわかる。生活者はUGCの内容と件数を重要視していることから、より具体的でわかりやすいテキストのUGC数を増やすことでその効果は高まることが想定される。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000160.000058547.html