1996年の発売以来、今や日本を代表する世界的人気IPに成長した『ポケットモンスター』シリーズ。

株式会社クリーチャーズは『ポケットモンスター』シリーズの原作3社の内の1社として、『名探偵ピカチュウ』『ポケパーク』『ポケモンレンジャー』等の企画開発を手掛けています。
作品が持つ奥深い世界観やポケモンたちを「どう活かすか?」を追求するクリエイター集団です。

ポケモンの魅力を最大限活かしつつ、クリエイターたちの独自のアイデアによってさらに面白いゲームをプロデュースできる醍醐味についてコンシューマー向けゲームの開発に携わるお二方にお話を伺いました。

企業プロフィール

株式会社クリーチャーズ
1995年設立。世界的人気ゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズの原作3社の内の1社として『名探偵ピカチュウ』『ポケパーク』『ポケモンレンジャー』等の企画開発を手掛けるなど、多くのヒット作を生み出している。
コンシューマー向けゲームを中心に、スマートフォン向けアプリやカードゲーム、さらにポケモン公式3DCGのベースモデル制作、ポケモン関連映像の制作など、多岐に渡る事業を展開しながら成長を続けている。

株式会社クリーチャーズの求人はこちら

メンバープロフィール


宮下 尚生(みやした・なおき)
開発統括部
クリエイティブディレクター

2013年入社。
入社後半年ほどプログラマーとして活躍後、本人の希望もあってディレクターにキャリアチェンジし、これまで『名探偵ピカチュウ』シリーズ全てを手掛けている。


加藤 賢一(かとう・けんいち)
デジタル開発本部
ゲーム開発部プログラムチーム
サブマネージャー

2016年入社。
ゲームプログラマーとして20年以上のキャリアを持つ。誰もが知るメジャーゲームの開発にも多く関わる。
現在はリードプログラマーとして後輩の育成指導も担当している。

メンバーそれぞれ、さまざまな経験を経てクリーチャーズへ

――お二人の経歴を教えてください

宮下 私はクリーチャーズでは7年目になります。前職ではゲームのプログラマーとして、主にコンシューマーゲームのグラフィックス周りのプログラムを中心に、割となんでもやっていました。当時は京都の会社にいたのですが、そろそろ実家のある関東に帰ろうかなと思っていたタイミングで、既にクリーチャーズで働いていた昔の友人から「プログラマーが足りないから」と誘われて入社に至りました。

入社してすぐは『名探偵ピカチュウ』のメインプログラマーを務めていましたが、自分自身の希望もあり入社後半年くらいでクリエイティブディレクターになりました。

加藤 私は現在入社3年目で、前職含め7、8社を渡り歩いてきました。ただキャリアとしてはずっとプログラマーで、今までには有名なタイトルの開発も含め、20年以上の経験があります。

過去は、知り合いに誘われて転職することがほとんどだったため、一度くらい自分で会社を選んで転職するという経験をしてみたかったこともあり、エージェントさんにお願いして転職活動をしていました。

クリーチャーズの面接を受けた際に面接官の人柄やお話にとても魅力を感じたため入社を決めました。特に決め手になったのは、単なるお金儲けではなく、じっくりいいものを作るための環境を用意していると言ってくれたことですね。
2年目からはリードプログラマーとして後輩の育成指導も任されています。

ポケモンの世界観を大切にしつつ、独自のアイデアで、面白さを追求する

――ポケモンタイトルの開発者側になって気づいたことはありますか

宮下 20年以上の歴史があるポケモンというコンテンツを開発側の視点で見た時、改めてその独特の世界観や個性豊かなキャラクター達が細部までしっかり確立されていることに感心しました。

加藤 これまで開発に関わってきた数々の人気ゲームと比べても、“ポケモン”というブランドは、そこに関わる全ての人たちがブランドやIPをとても大切に育んでいます。
私自身としても、子供を中心とした幅広いファンの方たちが幻滅しないように、丁寧に扱うよう心がけています。

――アイデアの自由度はどのくらいですか?

宮下 世界観やキャラクター毎の個性を大事にしながら、挑戦的なアイデアも提案できます。社内外の関係者と密にやり取りしながらアイデアを採用するかどうか決めています。

――これまでこだわったアイデアはありましたか?

宮下 私は『名探偵ピカチュウ』シリーズを手掛けていますが、前作ではピカチュウをどこまで“おっさんぽくできるか?”というテーマにこだわりました(笑)。
どうやっておっさんぽいピカチュウを表現していくか、普通のピカチュウとのギャップを出していくかなど、自分としては大きなチャレンジでした。

やはりかわいいピカチュウのイメージが強いので、社内のデザイナーにおっさんぽくしたいとお願いしても、可愛くなってしまったり、なかなかこちらのイメージ通りにならないこともありました。

当初は意図を伝えるのに苦労しましたが、特に性格の部分などは、私もこだわって作り込むことができたと思います。

加藤 私は新しいゲームを発想することを苦手と認識しているので、プログラマーをやっています(笑)。プログラマーの立場としては、発案してもらったものをいかに細部までこだわって面白く実現できるかがテーマです。

『名探偵ピカチュウ』でいうと、おっさんらしい動きとか、ちょっとした表情やしぐさ等にも徹底的にこだわりますし、時には仕様そのものにもアイデアを提案します。

――そうやってこだわって完成したものの社内やユーザーの評判はどうでしたか?

宮下 最初はとても反応が怖かったです。こんなのピカチュウじゃないって反応だったらどうしようと。でもおもしろがってくれた方が多く安心しました。

――新しいことにチャレンジができるのは大きなメリットですが、ポケモンというタイトルに関わることの魅力はなんでしょうか?

宮下 すでにとても広く認知されたIPに対して、自分で新しい切り口のアイデアをどんどん提案し、実現していけることが楽しいですね。プロジェクトのメンバーはもちろん、ポケモンの総合プロデュースを担当している株式会社ポケモンに対しても『これなら必ず面白くなる』という思いで提案しています。

チャレンジを奨励する社風

――「自由度の高さ」は、ゲーム開発以外においても発揮されているそうですが、ご自身が経験した「キャリアチェンジやキャリアアップ」について教えてください。

宮下 前職からクリーチャーズ入社直後までは、ずっとゲームプログラマーをしてきましたが、いつかはディレクターにも挑戦してみたいなと思っていました。

その思いが入社後半年あまりで早くも実現できましたが、実際にプログラマーからディレクターになったことで視点が全く変わりました。

プログラマーはある程度流れが決まっている中で、細部を含めた全体のクオリティを上げるよう、作り込んでいくことに集中できます。
それに対し、ディレクターはどういうものを作りたいかという方針をメンバーに示さなければなりません。

最初はその違いに戸惑いましたし、大変と感じた時期もありましたが、開発メンバーが助けてくれたり、上司も解決策を示してくれたりとサポートしてもらいました。

おかげで今も大きなやりがいを持って仕事ができています。
とはいえ、まだまだやるべきことは多いと思っています。

加藤 これまで20年のキャリアがあるといっても、入社2年目にして早くもリードプログラマーを任せてもらえるとは思っていませんでした。

今は、プログラマーとしての仕事の他に、6人程のプログラマーのメンバーのスキルアップや開発の進め方など、裁量を与えてもらい、率先して改善しています。

また、目標を立ててどう進めていけば達成できるかをアドバイスしたり、覚えたい技術があるメンバーにはそれを伸ばすための環境を用意したりしています。

最新の開発環境や海外イベント視察など、クリエイターにとって理想の環境がある

――「ポケモンゲームを作る魅力」と「自由度の高さ」に加えて、クリーチャーズにはクリエイターにとって理想の環境が用意されているそうですね。

宮下 例えば、自分たちを取り巻く環境を勉強するために、国際的なゲームイベント「E3」やゲーム開発者向け技術交流会のCEDEC、ポケモンのゲーム、カードゲームの世界大会「ポケモンWCS」の視察に、積極的に社員を派遣しています。

――特にプログラマーにとって気になる「開発環境」に関してはいかがですか?

加藤 私たちが言わなくても、会社側が最新のツールやソフトウェアを導入してくれたり、また最新技術の研究開発を行う環境も整えてくれます。
時にはこちらの要望以上の高機能PCが揃えられたこともあります(笑)。

――休みや残業など、働く環境に関してはいかがでしょうか?

宮下 ゲーム業界では異例ではないかと思うほど、土日はしっかり休めますし、残業があったとしても深夜までになることは少なく有休も取りやすい、働きやすい環境です。

それに社内メンバーの人柄もよく、常に相手のことを気遣いながら仕事ができる方ばかりなので、ディレクターとしては本当に仕事がしやすいですね。

――最後にお二人からクリーチャーズで働きたいと思っている方へのメッセージはありますか?

加藤 高い目標に向かって前向きにチャレンジしたいクリエイターを仲間として歓迎します。

宮下 自由な環境があるので、どんどん新しいことにチャレンジしたければその期待に応えられる自信があります。

――クリーチャーズでなければできない貴重な経験に、今度はあなた自身が挑戦してください。

©2019 Pokémon. ©1995–2019 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.
名探偵ピカチュウは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
©2019 Pokémon. ©1995-2019 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. Developed by Creatures Inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémon・名探偵ピカチュウは、任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
ニンテンドー3DSのロゴ・ニンテンドー3DSは任天堂の商標です。

株式会社クリーチャーズの求人はこちら