こんにちは!
株式会社 Fablic で、 『RIDE』 というプロダクトのUIデザイナーの わりえもん@wariemon)こと 割石 裕太 と申します。

主に web・サービスデザイナーの方に向けての話になりますが、職種関係なくお読みいただける内容かと思います。
ところどころ、わたしの体験談を踏まえてお話していきます!

全6回のうちの5回目は、「覚えられるポートフォリオの考え方」をお話しします。

前回は実際にあうまでの顔となるアイコンのお話をしましたが、
今回はあなたを深く知るきっかけとなるポートフォリオサイトのお話をします。

 

どうしてポートフォリオサイトをつくるのか

ポートフォリオサイトは自分を知ってもらう・自分の作品を知ってもらうには、非常に効果的なものです。
ポートフォリオはあるだけでも効果があるのですが、
ただ、そこに2つの考え方が加わるだけで、よりプラスの効果を持たせることができます。
今回はその2つの考え方にフォーカスしてお話しします。

 

1.何を伝えたいのか

ポートフォリオサイトをつくるときに、よくあるのが「ビジュアルからつくる」ことです。
かっこいい・魅力的なビジュアルの参考例はいくらでもあり、「こういうのをつくりたい!」となることも多いのではないでしょうか。
ただ、ここで立ち止まって、今一度「何を伝えたいのか」という点に立ち返ってみましょう。

第1〜3回のコラムの中で、自分の方向性や軸となるものを定めていくお話しをしましたがその中にはあなたが「伝えたいもの」があるはずです。
例えば、「自分の考え・ロジックを伝えたい」というのに、よくある見た目が綺麗な感じのサイトは適切でしょうか。
まずは、よりその考え・ロジックから生まれる表現は何かを、よくあるテンプレートに載せずに考えて見ることをオススメします。

また、見たことがあるものに寄せる・ビジュアルからつくることの問題は、もう一つあります。
それは埋没することです。
ビジュアルからつくることにより他によく似たものが生まれると、伝わるかどうかという問題と、なんのサイトか覚えてもらえないことも多いのではないかと考えます。
たとえばそのサイトを訪れて、内容を読んでいただけたとしても、あなたのサイトを思い出すフックになるものがないと、他のものに埋没して忘れられる可能性があります。
このフックとなるのが「何を伝えたいのか」という部分から生まれる独自性です。

改めて、自分は何を伝えたいのか、それを表現できているか を考えてみましょう。

 

2.目的は何か

ポートフォリオはなんとなくつくるだけでも自分を認識してもらえる可能性があるので、効果はあるのですが、
ここに「目的」を明確にすると、つくって終わりではなく、そこからの広がりが期待できます。

たとえば、ポートフォリオサイトを通じて「自分を覚えてもらいたい」だけなのか、「仕事をもらいたい」のか、「転職のきっかけとしたい」のかなど、すくなくともこの3つだけでもかなりアウトプットは変わってくるのではないでしょうか。

W-oh_2

わたしのポートフォリオサイト OH では、「覚えてもらう」ことをゴールとしています。
あえて、ロゴだけをドンと真ん中にレイアウトすることで、ロゴとコミュニケーションをとらざるをえない状況を演出しています。そこに細かい呼吸や、瞬きなど生きている感の演出を施すことで、とにかく「このロゴだけでも覚えて帰ってもらう」表現を心がけました。
目的を明確にしたことで、レイアウトも思い切ったものにでき、実際にひとと会うときに「これ見たことある!」という反応をいただけることが良くあります。

そして目的には優先順位が重要です。
わたしは「覚えてもらう」ことを第一とし、「サイトから依頼がくる」という点は優先順位を最も低く設定しました。
どれもこれも盛りだくさん、全部を満たしたいというのは正直なところかもしれません。
が、優先順位を明確にすることで、より振り切った演出ができたり、サイト自体の方向性を決める手助けになります。

 

「つくった」後を意識しよう

つくることは楽しいことです。ただ、つくることをゴールとするのではなく、つくった後にどうなるかをゴールにしましょう。
そうすることで、よりあなた自身が際立つだけではなく、覚えてもらえるきっかけになります。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
次回は第6回目、今回のコラムの最終回となります。
今までの全5回を踏まえた上での総集編も兼ねてお届けしようと考えております。

ぜひ、次回もよろしくお願いいたします!

▼ 他の記事一覧 ▼
Vol.1 : 自分の価値の見つけ方
Vol.2 : 自分のフィールドの見つけ方
Vol.3 : 自分のストーリーの語り方
Vol.4 : 覚えられるアイコンのつくり方
Vol.6 : 自分との向き合い方