内藤麻衣子ディレクター

現在、バラエティ番組を担当する内藤麻衣子さんは2009年にテレビ業界に飛び込みました。憧れだった音楽番組を7年半担当後、バラエティという未知の世界へ―。視聴者からの「面白かった」の声に支えられ、日々番組制作に取り組んでいます。「大変さは好きならば乗り越えられる」とキッパリ語る彼女。その言葉の一つひとつからテレビ業界のリアル&魅力を伺い知ることができます。

【第1弾】

テレビ業界に入ったキッカケは“人を楽しませたい!”
高校生の頃にはマスコミとかメディア系で仕事をしたいっていう風には思ってました。
すごくベタな理由ですけど、人を楽しませる仕事に就きたかったからです。テレビっていうメディアは同じ瞬間に、かなり多くの人が同時に“楽しい”だったり“感動”だったりを共有できるメディアなので。私は音楽が大好きで、すごい音楽番組で楽しんでいたし、元気ももらったのでそういうモノを自分も作れる側になれたらなと。それがテレビ業界に入ろうと思ったきっかけですね。

内藤さんは7年間音楽番組を担当。その後、バラエティのジャンルへ。
幸運なことに!一番やりたかった音楽番組に、(入社してすぐに)配属してもらうことができて(笑顔)。そこから7年半程ずっと音楽の現場にいました。実際に私が小さい時に、音楽番組からもらっていたパワーというか、そういうモノを自分が逆に作り手になって色んな人に与えられたらなと。(その後)まだ知らない世界とかを勉強しようと思ってバラエティの現場にきました。面白いって何だろう?それを追求する日々。ずっとそればっかり考えてます(笑)。

テレビの仕事、「好きだったら乗り越えられる」
この業界が大変っていうのも、よく言われますけど。それは覚悟して入りました。結構、私は(業界は)大変なものだって認識が元からあって、覚悟して入ったので入ってからはそこまで驚かなかったです。どんな仕事でも大変なことは絶対ありますから。それを自分が好きでやりたかったら、意外とその大変なことなんか乗り越えられる、実際現場にいて実感します。

あなたも一緒に!テレビ業界を目指す学生へ―
今の学校生活をまず思う存分満喫して欲しいのと、できるだけ沢山テレビ番組を観る。話題になっていることに触れる。自分の中に色んな情報をインプットするようお勧めします。それが業界に入ってきた時に、アウトプットできるよう沢山色んなものに触れて過ごして欲しいなと思います。

【第2弾】

どうにかなるし、どうにかする(仕事のモットー)
仕事をする上でのモットーというか。仕事をする上で簡単に「できません」とか「ありません」という言葉は言わないようにしています。“どうにかなる”し、“どうにかする”!と思って仕事しています。(昨年末に)結構ロケがいっぱい直前に立て込んでいました。3日、4日の間に、長野、北海道、京都、奈良、飛び回っていたんです。京都のコンビニで人づてに聞いた評判の栄養ドリンクを買ったんですけど封を開けずに済みました。その忙しい期間が終わってふとカバンの中を見たら、(栄養ドリンクが)入ってまして。買ったことすら忘れていました(笑)「どうにかなるだろう」「どうにかしなきゃ」と、いつも考えています。ネガティブな言葉は敢えて言わない。発想を転換してポジティブに捉えるといい流れになっていきますね。

貯金を使い切って入ったテレビ業界。休日は3000Mの世界へ―。
ホントに(テレビ業界に)入ったら休みとかはないんだろうなっていうイメージがあったので、お金使えないんじゃないかと思って仕事を始める前に自分の好きな国とか、行きたいところに行ったりしていたんです。(お金を)使い切ってから入りました。
アウトドアが好きなんです。山に登るのが好きなので年に何回かは山に行きます。3000メートルの世界へ。夏は槍ヶ岳に登り、休みはシッカリ取りました。入ったら休みはきちんともらえたので全然(貯金を)使い切ることはありませんでした。

やる気の源は“面白かった”の一言
番組を作る時は必死になって、汗かいて、いいモノを作りたいなっていつも思っています。制作に携わる方はどの立場であっても全員同じことを(真剣に)考えていると思います。
作るからには、というより作り手として、できるだけ多くの皆さんに観てもらいたいっていうのは勿論ありますから。やっぱり、自分が担当したものがTwitterとかで話題になっているとすごくうれしい。それが“やる気”になるというか、疲れていてもそういった反響を見ると“頑張ろう”って思えます。(厳しい意見も含めて)皆さんのご意見や感想から元気を頂いてますね!もっと欲を言うと話題になるような、皆さんに「面白かった」と言ってもらえるような番組やコンテンツをどんどん作っていきたいなと思います。

【第3弾】

私がこの会社(クリーク・アンド・リバー社)で働く理由
とっても面倒見がいい会社だと思います。自分の体験からもですし、若いADさんとかの様子を見ていてもサポートを受けられているというか、相談に乗ってもらえるような環境が整っているんじゃないかなと。あと、できる仕事のジャンルが多彩なことも魅力ですね。テレビだけではなくて、映画ですとか、CM、Web動画、動画配信サイトの番組制作とか。映像といっても様々ありますよね。タイミングが合えばそれらができるチャンスが実際あります。自分のやりたい志向が変わっても様々な映像に関わることのできる環境があり、TV番組制作だけでもジャンルが多彩です。(バラエティ、報道、ドキュメンタリー、ドラマ、教育系etc)私は大好きな音楽番組から今はバラエティ番組ですが、なかなかそのような体制が整っている会社はないんじゃないかなと思います。残業代、勤怠管理もしっかりしているので。それが自分の本音ですね(笑)。

足踏みしてるのは“もったいない”(テレビ業界を目指す皆さんへ)
ホントにもう編集のソフトとか、使っていなかったなどと心配することは全然なく。それは入ってから覚えればいいので。とりあえず飛び込んで、実際に自分が体感というか現場で身をもって覚えていく、それで全然問題ないと思います。何か逆にやりたいけど、いまさら…とか自分にできるかなと思って足踏みしてるのはもったいないと思うので。もう(業界に)飛び込んでみて、実際現場で仕事を覚えていけば何も問題ないと思います。

※インタビュー動画は撮影時の担当番組です。現在は別のバラエティ番組を担当しています。

動画制作:丸山 将人/テキスト:千葉 佳史/編集:CREATIVE VILLAGE編集部