注目企業のデザイン領域で活躍しているリーダーの方々に対して、「どんな思いを持って作っているのか?」について、徹底的に掘り下げてその思いを皆様にお届けしていく本連載。
今回は2015年、「ゲーム動画配信プラットフォーム」という新しい領域で自社サービス『OPENREC.tv』をスタートし、急速な勢いで成長を続けている株式会社CyberZの代表取締役であり『OPENREC.tv』の総指揮を取る山内さんにお話を伺いました。


山内隆裕
株式会社CyberZ 代表取締役社長

株式会社サイバーエージェント100%子会社である株式会社CyberZを設立し、スマートフォンに特化した広告代理事業をはじめ、2015年からはゲーム動画配信プラットフォーム『OPENREC.tv』をスタートさせるなど、次々と新領域に挑戦し、成長を加速させる。
現在、社員300名でグループ内では最大級の規模&売上を誇る。

1億のスマホ市場でゲームの新たな価値や可能性を広げる絶好のチャンス

昔からゲームが好きで、「プレステ」やオンライン、スマホなど様々なゲームをプレイしていました。最近のスマホゲームはMOBAだったり、カードゲームだったり、今までPCやコンシューマー中心だったMMORPGなどオンラインゲームが盛り上がってきています。ハードとしてのスマホは数の規模がちがうので、スマホで様々なジャンルのゲームが増えるのはいいことだと思っています。生粋のゲーム好きとしては「1億人以上が利用するスマホの巨大市場でもっと楽しめる世界を作りたい」そう思ったことがゲーム動画配信プラットフォーム『OPENREC.tv』をスタートさせたきっかけでした。

2015年にリリースした当時はユーザーがプレイしているゲーム動画をプラットフォームにアップするスタイルでしたが、今はリアルタイムによるライブ配信型が主流。
さらに自前の撮影スタジオを持つことで、有名人も登場するゲームバラエティ番組も制作・配信したり、国内最大級の規模を誇るe-Sports大会を主催するなど、この数年で急速に事業が拡大しています。

1年前に比べてアクティブユーザー数は約8倍に急拡大し、それと同様に売上規模も拡大しています。参入のタイミングが良かったので、国内のバーティカルのゲーム動画メディアの中では最大規模に成長しています。

高画質&少ないラグ。反比例するテーマに挑戦することで顧客満足度を追求

ゲーム動画をライブ配信していくために、避けて通れないテーマが2つあります。
一つは「画質」。トランジッションの速いFPSなどのオンラインゲームであれば特にキレイな画質で楽しみたいというニーズは高まります。
そしてもう一つが「ラグ」。ライブ配信中は常にスムーズに動画が流れることもまた、快適な視聴を実現する大きなテーマ。
しかしこの「高画質」を「少ないラグ」で常時配信するためには、技術的な課題が大きい。

私たちは創業来、ないものは創る。予定調和に甘んじない。リスクを冒して新しいテーマに対して貪欲に挑戦する文化を大事にしてきました。そのため、短期間で矢継ぎ早に新テーマに挑戦したり、リプレイスを繰り返すことによってサービスのブラッシュアップを図っていくので大変ですが、市場の変化も激しいのでそのスピード感やチャンスへの挑戦へ寛容な文化がとても重要になると考えています。

新機能の開発なども現場レベルでどんどん企画が提案され、いいものは即断即決・朝令暮改で実践・改善していくスタイルなので現場の士気も高く、皆が同じ方向・スピード感でポジティブに挑戦している感じですね。

UI/UXに魂を込める

スマホの性能自体が大幅に進化し、またWiFi等の通信環境も改善されて、大容量の動画をリアルタイム配信していく環境が急速に整ってきています。
一方、ゲームの楽しみ方の一つとして「どうすれば攻略できるのか?」を考え、実践していく形がありますが、言葉よりも映像を通じて伝えた方がわかりやすく、そこから新たなコミュニケーションの場が生まれることでさらにゲームの面白さが広がっていきます。
ユーザーにもっともっと楽しんでもらいたいと思っていますが、そのために必要不可欠なのがユーザビリティだと思っています。ユーザビリティを向上させるためには、とにかくユーザーファーストの視点で、徹底的にサービスの質を高めていく挑戦を続けていくこと。
ユーザーの、スマホサービスに対する要求レベルは急速にアップしていて、本当にいいサービスしか生き残れない過酷な環境です。
そこで生き残っていくために、私自身もプロデューサーとして『OPENREC.tv』のUI/UXのリニューアルを企画しています。とにかく、毎日色んな動画サイトを見ていますし、自社サービスも誰よりも見ています。世に出すプロダクトに自信を持てないのは本当に嫌なので、改善点が見つかると、いてもたってもいられない気持ちになります。まだまだ、ユーザビリティにおいては、やりたいことやできることの半分もできていない状態なので、地道に向き合って品質を磨き上げていきたいと思っています。
そのために開発サイドの充足や厚みもより一層増していかねばならないと思っています。

スキルより文化!クリエイターとしてのこだわりを持ちつつ、素直に受け入れ、挑戦できる方を求む

今年は動画元年です。スマホで動画を視聴するユーザーも増え、WIFI環境も徐々に整備されてきて、コンテンツも世の中に増えてきました。ネットの中に動画があって、それを視聴するという行為は少し前ではあまりピンときませんでしたが、これからはそうではなくなります。そんな中で、コンテンツはどうあるべきかを考え、実現し、新しい形(ネットに合う形)の番組やコンテンツを手掛けられることができるチャンスはそうそうないと思います。そんなチャンスに人生をかけたい方、気合の入った方は魅力的ですよね。

私が面接で重視しているのは、クリエイターとしてのスキルより、当社の文化にマッチしているかどうか。
私たちのビジネスであるスマホ領域は日進月歩で進化・変化していて、一年前のビジネスモデルや考えが一切通用しなくなることも珍しくありません。
そこでどんな外部環境の変化にも柔軟かつ臨機応変に対応できる「素直な気持ち」を持っていることが、当社で活躍する上での大前提。
その上で、クリエイターとしてのこだわりを持ちつつ、自分の考えを積極的に発信~リスクを恐れず挑戦していく姿勢が求められます。

将来的には新たなサービスを立ち上げたり、その事業責任者として運営するチャンスもあります。また当社としても、とにかくでかいことにこれからも挑戦しながら、売上1千億・1兆円レベルの目標を本気で実現したいと考えています。


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会社プロフィール

CyberZは2009年にスマートフォンに特化した広告マーケティング会社として設立されました。
国内におけるスマートフォン広告代理事業を基軸に、
スマートフォン広告計測ツール「F.O.X」を活用したアドテクノロジー事業や動画インフルエンサーサービス「ENGN」の提供などを行っております。
また、サンフランシスコ・韓国・台湾・シンガポールに拠点を設立し、海外展開も積極的に進めてきました。
そして2016年には、ゲーム動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」やe-Sportsなどの新規事業へ本格的に挑戦しております。
社員数250名のうち、技術職は36%を超え、「ものづくりの会社」へと転換しており、働きやすい環境やフラットな文化が特徴的です。

  • 社名 :株式会社 CyberZ(CyberZ, Inc.)
  • 所在地 :東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ ウエスト 16F
  • 設立 :2009年4月1日
  • 代表者:代表取締役社長 山内 隆裕
  • 事業内容:スマートフォンに特化した広告マーケティング事業
    スマートデバイスアドテクノロジー事業
    スマートフォンメディア事業
    グローバル事業
  • URL:https://cyber-z.co.jp/

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