『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』シリーズに代表される人気タイトルを次々とリリースするなどゲーム業界のトップランナーとして君臨する株式会社スクウェア・エニックス。なかでも、映像制作部門のヴィジュアルワークスは圧倒的なクオリティを誇る映像表現により、世界中から高い評価を獲得しています。そうした作品群が生み出される環境とはどんな所なのでしょうか?ジェネラル・マネージャーの生守一行さんに、制作環境や活躍するスタッフの様子、求められる資質について伺いました。
※前編はコチラ→https://www.creativevillage.ne.jp/14093
生守 一行(いくもり かずゆき) 株式会社スクウェア・エニックス ヴィジュアルワークス部 ジェネラル・マネージャー
1991年、スクウェア(現スクウェア・エニックス)にグラフィックデザイナーとして入社。
『ロマンシング・サガ』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズを経て、
現在はヴィジュアルワークスのジェネラル・マネージャー兼チーフ・クリエイティブディレクターとして活躍している。
■ “世界”で通用するクリエイターを目指せる環境がここにある
私たちが目指しているのは、映像を武器に世界を相手に戦える体制を作り上げることです。海外の大手映画会社にも劣らない技術力やノウハウを体験できる環境の整備にも取り組んでおり、世界中のトップクラスのスタジオと遜色ないレベルにあるといってもいいでしょう。そこには、スタッフたちが業務を進めるうえで「ツールが不足しているからできなかった」と感じることなく、思う存分実力を発揮できる場所を用意してあげたいという思いがあるからです。
部内では、あらゆるツールがフローティング管理で立ち上がるように設定されています。興味のある技術やツールが見つかったら、受けている仕事をちゃんとこなしながらでも時間を見つけて学ぶことが可能です。実際に、最初は2Dのデザインしか描けなかった人が、仕事の合間を縫って自分で勉強したり、ときにはチームの先輩にアドバイスを受けながらスキルを高めるなどの努力を続けて、いまではデザイナーのリーダー格にまで成長しています。
当社で現場の最前線で仕事に携わるということは、世界中のゲーム制作や映像制作会社から世界レベルの実力を有していると認められている、ということでもあるんです。「ヴィジュアルワークスで活躍していたのなら、ぜひとも当社に招きたい」と世界中のメーカーから誘われるような、堂々たるスペックを誇る人材へと育ってほしいし、またそれだけの実力を身につけられる環境はあるといっていいでしょう。
■全セクションを横断して、幅広い知識を身につけられる場を提供
世界に通用するクリエイティブを輩出し続けるためには、環境やツールを通して自分を高めるだけでなく、あらゆる工程についても高いレベルの知識を身につけてほしいと考えています。
そのための取り組みとして、ゲーム・映像・技術開発におけるさまざまな工程について深い知識を学ぶ機会として、毎週1回、各セクションで豊富なキャリアを持つプロフェッショナルが講師を務める勉強会を実施しています。自らが携わっている工程において、どのような概念や思想を持って業務に取り組んでいるのかについて、プレゼンテーションのスタイルでアウトプットを行っています。
また、勉強会では技術を追求するだけでなく、アート面も含めて新たな発見ができる機会ともなっています。なぜなら、技術は高めていくだけですので、最終的な答えは一つだけですが、アートは時代や時流によって揺らぎながら進化していくからです。一つの芸術作品を目にしたときも、20代の若者と50代の中年では感じ方もまったく違ってきます。異なる年代層の感性や発想に触れることで、知識を得るだけでなく互いに刺激を受けることもできます。部署間の垣根に関係なく横のつながりを持つことができますので、若いスタッフにとってもこの人の技術を盗みたい、この人の教えを受けたい、という自分だけのロールモデルを見つけることもできます。いろいろなプロフェッショナルの姿を見ながら、理想のキャリアを描けるチャンスの場でもあるんです。
■基礎の積み重ねがその先の輝かしいキャリアにつながる
これからヴィジュアルワークスで活躍したいと考えている人にアドバイスしたいのは、基礎の部分の勉強にしっかりと取り組んでほしいということです。なぜなら、基礎の積み重ねこそが将来に向けての肥やしとなり、成長を続ける過程で武器に進化していくからです。若いうちというのはどうしても華やかな世界に憧れてしまうもの。しかし映像技術というものは奥が深く、何年も何十年も研究室にこもって一身に取り組むことでようやく形となる世界でもあるんです。時間をかけて基礎として固めた知識や技術は、一生にわたってそのクリエイターの軸として存在し続けることになります。ふだんは仕事をこなしながら、時間を見つけてはスキルを磨いていく。向上心はもちろん、根気も必要となってきますが、モチベーションを折ることなく自分磨きを続け、この業界でずっと長く活躍していくんだという気概もほしいですね。
スクウェア・エニックスを活躍の舞台にすることにより、誰もが知るような人気タイトルに携われる可能性もあります。家族や友人に、「こんな作品を手掛けたんだよ」と堂々と自慢できますし、YouTubeなどで世界中に映像が流れ、世の中の反応をダイレクトに感じることもできるでしょう。クリエイターとして誇りを感じながら業務に取り組めるのも当社ならではの醍醐味だと思います。経験が浅い、長いということにはこだわりません。ここには一流のクリエイターとして成長できる最適な環境がありますので、まずは意欲を持って、飛び込んできてほしいと思います。
C&Rコンサルタントの求人“ココがオススメ”!

ヴィジュアルワークスが手がける映像作品の一番の誇りは、その『クオリティの高さ』。
それぞれの分野に卓越したクリエイターが知識と経験を駆使し、最先端の技術をもって最高の映像作品を作ることを目標に仕事をしています。
近年では、海外作品の映像も手がけ、ヴィジュアルワークスが手がけた映像作品は、海外イベントで賞を受賞するなど、そのクオリティの高さは証明されています。
国内タイトルだけでなく、海外のタイトルへと活躍のフィールドが広がったヴィジュアルワークスは現在、よりクオリティを高めながら、多くのニーズに応えるために、もっと多くのスペシャリストや志の高い将来ある若手の方を一緒に働く仲間として求めています。
業界最先端の環境で最高のクリエイティブに触れながら、クリエイターとしてのさらなる飛躍をヴィジュアルワークスで叶えませんか?
募集職種
会社プロフィール
株式会社スクウェア・エニックスは、エンタテインメント分野において、創造的かつ革新的なコンテンツ/サービスのヒット作品を生み続けるリーディングカンパニーです。当社グループの自社IPの代表作には「ドラゴンクエスト」シリーズ(パッケージゲーム累計出荷本数6,800万本以上)、「ファイナルファンタジー」シリーズ(同1億1,500万本以上)、「トゥームレイダー」シリーズ(同4,600万本以上)、「スペースインベーダー」シリーズなどがあります。
■ 社名 :株式会社スクウェア・エニックス
■ 所在地 :東京都新宿区新宿6丁目27番30号 新宿イーストサイドスクエア
■ 設立 :2008年10月1日
■ 代表者 :代表取締役社長 松田 洋祐
■ 事業内容:デジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、ライツ・プロパティ事業
■ URL:http://www.jp.square-enix.com/
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