手軽に始められる副業として人気のアフィリエイト。会社員をしながら副業として月に数万円程度稼ぐ人や、専業で数百万円以上の売り上げを稼ぐアフィリエイターなどもおり、多様な稼ぎ方ができるのが特徴です。アフィリエイトで収入源を増やすことができれば、フリーランスの方にとっては強力なリスク分散のツールとして活用できます。

この記事では、アフィリエイトの始め方や稼ぎ方、Webサイトのメンテナンスの方法などについて詳しく解説します。

アフィリエイトとは

アフィリエイトとは

アフィリエイトを簡単に説明するとWeb上の広告のことで、何らかの商品・サービスを広めたい広告主に代わって商品・サービスの宣伝や広告をすることでお金を稼ぐビジネスモデルです。アフィリエイトというと怪しげな印象を持たれる方もいますが、広告主には上場企業も含まれ、今では一般的なマーケティング手法になっています。

アフィリエイトの種類

アフィリエイトは大きく「成果報酬型アフィリエイト」と「クリック報酬型アフィリエイト」の2種類に分けられます。

成果報酬型アフィリエイトは、その名の通り成果(商品の購入や資料請求など)に対して報酬が支払われるものです。たとえば、青汁をおすすめするWebサイトを作り、そのサイトを経由してユーザーが商品を購入すれば、広告料として広告主からお金が支払われます。

クリック報酬型アフィリエイトは成果報酬型アフィリエイトとは違い、その広告がクリックされるだけで報酬を受け取れるというもので、Webページのサイドバーなどに設置されているのが、その代表例です。

アフィリエイトのメリットとデメリット

まずはメリットからですが、アフィリエイトは特別なスキルがなくても誰でも簡単に始められることが最大のメリットです。ブログサイトを思い浮かべてもらえればわかると思いますが、インターネット環境と自分が伝えたいことを表せる日本語力があれば誰でも参入できます。

デメリットとしては、成果がもらえるまで時間がかかってしまうことです。
誰でも参加ができるためライバルが多く、ある程度の記事数がないとブログにファンがつきにくいので、どうしても時間が必要になってしまいます。そのため、途中で挫折してしまう人も一定数います。

アフィリエイトで本当に稼げるのか

2018年に、NPO法人アフィリエイトマーケティング協会よって実施された調査によると、アフィリエイターの約3割が月に5万円以上の報酬を獲得しているとの結果が出ています。

成果を出せる方法をきちんと学び実践している人は、アフィリエイトでしっかり収入を得ていますので、フリーランスの方にとって収入源の分散という観点では有効です。
Webサイトの日々のメンテナンスが必要なものの、一度軌道に乗れば比較的安定した収益が見込めるのはフリーランスの方にとっては安心な点でしょう。

アフィリエイトは有料と無料のどちらで始める?

アフィリエイトは有料と無料のどちらで始める?

アフィリエイトを始めるにあたり、自分でWebサイトやブログなどを立ち上げる必要がありますが、その際、有料のものか無料のものかどちらを選ぶべきでしょうか。
そのメリット・デメリットをそれぞれ解説します。

有料サイト・ブログのメリット・デメリット

有料サイトやブログでアフィリエイトを始める場合、レンタルサーバーを契約し、独自ドメインを取得してサイトを開設します。かかる費用は利用するレンタルサーバーなどによって異なりますが、レンタルサーバー費は月額1,000円前後、独自ドメインの取得費は年額1,000円前後が目安となります。

有料サイト・ブログのメリットは、何より自由度が高いことです。デザインの幅も広がりますし、不要な広告も設置されることがありません。また、PV数が増えるとWebサイトが重くなってしまうのですが、有料ブログはサーバーが強力なのでそうした心配が必要ないこともメリットといえます。

一方で、デメリットは当然維持費がかかることです。また自由度が高い分、Webサイトを作るのに手間暇をかけなければなりません。

無料サイト・ブログのメリット・デメリット

最近では、専門知識がなくても無料で簡単にWebサイトやブログを開設できるツールが増えており、Webサイトの開設経験があまりないという方でも、アフィリエイトを始めやすくなっています。

無料ブログのメリットは、もちろんWebサイトやブログの開設費や維持費がかからないことです。先述の通り、収入を得られるようになるには時間がかかるため、ランニングコストは安いに越したことはないでしょう。
また、Webサイトのデザインもテンプレートが複数用意されている場合が多いので、より自分の好みに近いデザインですばやく開設することができます。

一方、デメリットはWebサイト作成ツールなどで、急にサービス内容を変更・終了されるリスクがあることです。それにより、これまで稼げていたWebサイトでも突然稼げなくなる可能性があります。また、不要な広告が表示される場合があるので、自由に作りたいという方は有料サイトやブログにしたほうがよいでしょう。

有料サイトと無料サイトのメリット・デメリットを解説しましたが、本格的に収益化を狙うのであれば、有料サイトのほうがおすすめです。
そして、初期投資をあまりかけたくない人や本当に稼げるかどうか不安な人は、まずは無料サイトから始めてみるのもよいかもしれません。無料サイトで感覚をつかんで本格的に参入したいと思ったときに、有料サイトに移行するほうが賢明です。

アフィリエイトで稼ぐにはどうすればよいか

アフィリエイトでお金を稼ぐには、大切なポイントが2つあります。
それはPV数を稼ぐこととコンバージョンさせることの2点となり、この2点を意識して記事が書ければ、収益化にグッと近づくことが可能です。

多くのPV数を集める

PV(ページビュー)数とは、ユーザーが特定のWebページを閲覧した回数のことで、PV数が多いほど多くの人に見られているということを示しています。多くの人に見てもらえれば、その分成約に至る確率が上がりますので、PV数の確保は非常に重要な要素です。

また、PV数を稼ぐには、Webサイト内の記事を質・量ともに充実させるのが大切になります。Googleアナリティクスを使用すればPV数は確認できますので、そうしたツールを駆使してどんな記事が読まれているのかを自分なりに分析し、需要がありそうなテーマの記事を増やしていきましょう。

最近はSNSを上手に活用することで、そちらからも集客が見込めます。TwitterやInstagram上でも情報を積極的に発信し、ファンを獲得するチャンスを広げましょう。
その際、SNSから誘導するためにも、自分のWebサイトをスマートフォンからでも見やすいように工夫することが必要です。

コンバージョンさせる

コンバージョンとは、ECサイトを例に挙げると商品を購入してもらうこととなり、Webサイト上での最終的な成果を指します。アフィリエイトにおいても、コンバージョンがあってはじめて収入を得ることができるため、いかにコンバージョン率を高めるかを考える必要があります。

もっとも有効なのは、コンバージョンしやすいジャンルを選ぶことです。たとえば、そもそも青汁を飲みたいと思っている人が少なければ、青汁の記事を書いたところで多くの人に購入してもらうことは難しいでしょう。
このように、コンバージョンがしやすいジャンルを選んで記事を書くことが、コンバージョン率を上げる近道なのです。

アフィリエイトの始め方

アフィリエイトの始め方

ここからは失敗しないために、アフィリエイトの始め方を5つのステップに分けて解説していきます。

Webサイトの設計

まずは、どんなWebサイトにするかを決めましょう。
先述の通り、アフィリエイトで稼ぐにはジャンル選定が重要になりますので、ジャンルを決めるのが先決です。そのうえで、決めた商品をどんな人に紹介していくのか、ターゲットを絞っていきます。

その商品を購入したことによって、ユーザーはどんな悩みが解決されるのかを考えるとわかりやすいでしょう。
たとえば、青汁ならば健康に悩みを抱えている人が飲むであろうことが予想されますが、ではなぜそのユーザーは健康になりたいのでしょうか。そうしたユーザーが抱える奥底にある悩みまで考えて、具体的にそれを抱えているのはどんな人なのかというターゲットを絞り込んでいきます。

Webサイトの制作

ここでは先述のメリット・デメリットを参考にしながら、有料サイトか無料サイトかを選択して、実際にオリジナルのWebサイトを作っていきましょう。
記事の内容ももちろん重要ですが、見づらいデザインによってユーザーに情報がうまく届かなければ意味がありません。Webサイトのデザインは、ユーザーにとって読みやすいという点を意識して作りましょう。

ASPへの登録

ASPとは「アフィリエイト・サービス・プロバイダー」の略で、アフィリエイターと広告主とを仲介する業者のことです。このASPのプラットフォームに登録されている案件のなかから、どの商品・サービスを取り上げるかを選ぶ必要があります。

ASPとして有名なものに、A8.net、バリューコマース、afBなどがありますが、初心者の方はまず「A8.net」に登録するのがおすすめです。取り扱っている案件数・種類が豊富なので、興味のあるジャンルや商品を選んでみましょう。
他の商品やジャンルにも手を伸ばしたいと考えるかもしれませんが、その商品に関する記事をある程度増やしてから、幅を広げることが大切です。

A8.net
http://www.a8.net/

紹介したい商品・サービスが決まったら、その案件を提供している広告主に提携申請を行いましょう。その後、提携申請が承認されたら、自分のWebサイトに広告を貼ることができます。

記事の作成

ASPの登録を済ませたら、実際に商品やサービスを広告・宣伝する記事を書いていきましょう。一目で読みたいと思えるようなタイトル付けや文章の構成など工夫を凝らしていけば、PV数も増えてコンバージョンへとつながっていきます。

初心者から上級者まで広く使われているコンバージョンまでの有効な手段として、実際に商品を使った感想を書くレビュー記事が挙げられます。
レビュー記事を書く際、自分が利用した感想をありのままに伝えることができれば、それに共感して試してみたいと思う読者が現れるでしょう。反対に、あまりにも「広告っぽさ」があると、読者は敬遠して商品を試そうという気にはならないため、あくまでも自分の体験を共有するというスタンスをとるのが重要です。

ASPの審査を受ける

Webサイトに貼った広告を介して商品の購入・注文などが行われたら、ASPによる審査を受ける必要があり、無事に審査を通れば広告から報酬を受け取ることができます。
ただし、もしも商品が購入後にキャンセルされていたり、商品の受け取り拒否などがなされていたりする場合には、成果とみなされず審査に落ちてしまいます。

このように商品・サービスを選んで記事を書き、成果が発生したら審査を受けるというサイクルを繰り返して記事数と広告数を増やし、売り上げを伸ばしていくことがアフィリエイトで稼ぐための基本になります。収益化までは長く時間がかかることが予想されますので、根気強く続けて自分のWebサイトにファンをつけるようにしましょう。

アフィリエイトサイトを運営するうえでの注意点

アフィリエイトサイトを運営するうえでの注意点

自分のアフィリエイトサイトを作り実際に記事も書いたところで、それを運営していくうえでの注意点も確認しておきましょう。注意点として、以下の4点を解説します。

Webサイトの日々のメンテナンスが必要

記事数が充実し、報酬が出るようになったからといって、Webサイトをそのまま放置していいというわけではありません。参入障壁が低くライバルの数も多いため、更新や改善もせずほったらかしにしていれば、ライバルたちに追い抜かれてしまう可能性もあります。

ライバルはどんな記事を書いているのか、そして自分のWebサイトに足りないものはどんなものかなどを研究し続けることが必要です。その分析をもとに、どんなジャンルを開拓していくか、どんな記事を書いていくかを決定していきましょう。

記事を外注するのは自分で書けるようになってから

記事数を今よりももっと増やそうと思ったら、クラウドソーシングなどを使って記事を誰かに書いてもらうという手法も使うことができます。ただし、これは自分で記事を書いて収益を上げられるようになってからのほうがよいでしょう。

ライターのスキルが保証されているとは限らないので、自分が意図したように正しく記事を書いてくれるとは限りません。情報性の薄い記事を増やしてもあまり意味はないため、まずは自分である程度稼げるようになって、記事にはどんなことが必要かを理解してから外注するのがおすすめです。

確定申告も忘れずに

会社員の場合は年間20万円、フリーランスなど個人事業主の場合は年間38万円を超えた収入があった場合、確定申告をして税金を納める必要があります。アフィリエイトで稼いだ金額がこの金額を超える場合、必ず確定申告をしましょう。

確定申告をせずに税務署からの調査が入った場合、追加で高額の税金を納めなければなりません。もし、どうすればいいかわからなければ、税務署や税理士に相談するのも一つの手です。

規約違反の場合には強制退会となることも

アフィリエイトにもいくつかのルールが存在します。広告主から広告料をもらうわけですので、それを破ってしまうとアフィリエイト報酬を受け取れなくなったり、最悪の場合にはASPから退会を余儀なくされたりします。

無自覚でルールを破ってしまってももちろんアウトですので、必ず事前に規約などを確認しておきましょう。ASPや広告主ごとにルールが異なる場合もあるので、別の商品やジャンルに手を広げる際には注意が必要です。

アフィリエイトを始めてフリーランスとしての収入源の分散を

アフィリエイトを正しい方法で運営すれば収入も得ることができるので、収入源の分散化が図るフリーランスの方にはおすすめです。
アフィリエイトで稼ぐためには、PV数やコンバージョン数を増やすことに注意して、適切なジャンルで良質なコンテンツを作っていくようにしましょう。