編集者の仕事内容は多岐にわたり、Webメディア全盛期の今日においてもその重要性は変わっていません。

この記事では編集者の仕事内容、必要な資格、平均年収などをご紹介します。これから編集者を目指す方はぜひ参考にしてくださいね。

1.編集者になるには?

編集者になるには、出版社に入社する方法が一般的です。大手出版社は大卒や院卒を対象としていますが、中小出版社・編集プロダクションであれば短大卒や専門校卒であっても採用しているので、そこからキャリアをスタートするという選択肢もあります。新卒入社だけでなく、場合によっては中途入社も可能であり、経験や専門知識があれば、その分野を扱っている出版社で働くことも可能でしょう。

1-1.編集者に向いている人

高いコミュニケーション能力がある

仕事では、さまざまな職種の人と取材や交渉を通じて関わらなければなりません。加えて取材では、相手が不愛想だったり感じが悪い人であったとしても取りやめるわけにはいきませんので、しっかりとコミュニケーションをとれるスキルが必要です。

マルチタスクをこなし、仕事に対する責任感がある

華やかなイメージの業界ですが、実際は地味な仕事内容が大半です。根気のいる作業には、スタッフたちのスケジュール調整が挙げられます。簡単なようですが、一回で全員のスケジュールがそろうケースはまずありませんので、何度も連絡を取りながら調整しなければなりません。

さらに、並行して撮影場所選び・撮影許可取得といった段取りと、作成中の誌面のチェックもこなす必要があります。スケジュール調整と校正作業とをぬかりなくスムーズに行う能力が求められます。

自分の意見を持ち、周囲の意見に左右されない

企画には多くの人が関わってきますから、自然と意見の対立や食い違いが起こります。また、「取材先から必要な情報を引き出せない」「必要経費が確保できない」といったトラブルも日常茶飯事です。問題が起こった時も、強い意志で物事を推し進められる人でなければ、企画自体がとん挫する可能性があります。

タフな精神力がある

気まぐれなアーティストや作家との打ち合わせ、企業や店への取材、さまざまなスケジュール調整と一日中忙しく働くことも珍しくありません。締め切りが重なれば、仕事を家に持ち帰ることもあります。

また、取材は交通網の発達した都市だけとはかぎりません。電車も通っていない田舎や山奥もあるでしょう。さらに、休日であっても最新のトレンドやネタ探しは必須です。常にアンテナを張って、仕事に活かせる情報がないか目を光らせておく必要があります。

1-2.編集者に必要な資格・スキル

編集者になるために、特別な資格は必要ありません。しかし、業務に有利に働く資格や、より良い誌面を生み出すのにプラスとなる資格があります。詳しく見ていきましょう。

DTPエキスパート認証試験(公益社団法人・日本印刷技術協会主催

資格の詳細 プランナーやデザイナー、セールスパーソンなどがDTPに関連する知識を理解し、パートナーとして活躍できる人物になるために活用することができる資格(公式HPより引用)
学べるスキル 誌面のレイアウト、印刷工程などDTP関連の知識
公式HP https://www.jagat.or.jp/cat5/dtp/guidelines

校正技能検定(日本エディタースクール主催)

資格の詳細 1966年より日本エディタースクールが主催・実施する「校正」の技能を認定する唯一の検定試験。実務未経験では入りづらい出版界への足がかりとして、また身につけた技能をアピールしてさらなるキャリアアップをはかるために活用することができる資格(公式HPより引用)
学べるスキル 文章校正
公式HP https://www.editor.co.jp/exam/

上記以外でも、「MacintoshパソコンやAdobe社のデザインソフト」が使えると誌面構成(レイアウト)に活かせるので、仕事の幅がグッと広がり、会社でも重宝されるでしょう。

大学の専攻学科は、慎重に選べば後々大きなチャンスを作れます。

専門誌の場合は、特定分野の高度な知識が求められます。音楽や料理・ファッション・スポーツ・サイエンスなど、各分野に沿った学部を選べば、その道で活躍できる名編集者になれる可能性があるでしょう

2.編集者とは?

編集者はエディターとも呼ばれ、雑誌や漫画・書籍などの出版物を企画し、作品として仕上がるまで制作全般を管理する人を指します。

編集者の主な仕事は誌面の企画発案・構成を考え、それに必要なイラストや写真・文章をデザイナーやカメラマン・ライターに依頼することです。

編集者はライターと混同されがちですが、執筆は主に記者や作家・ライターの役割です。

現在はネットでの業務が飛躍的に増加し、WebメディアやWebマガジン・電子書籍の企画や編集を担当することもあります。

それでは、一般的な編集者の仕事の流れを詳しく見ていきましょう。

2-1.編集者の仕事内容

企画

読者層に合った、独自の企画を考案し、編集会議で提案します。編集長や広告担当者などのスタッフが集まり、取り上げる企画や特集を選び、ページ数・構成を決めていきます。

制作

企画が決定したら、取材地の選定や使う写真・イラストなど、具体的な誌面内容を決めます。このときに問題となるのが予算です。諸経費を予算内におさめ、かつ良質な誌面にする必要があります。

これが済んだら、ライターやカメラマンなど、スタッフとの打ち合わせが行われます。それぞれ得意分野があるので、企画に合う人に依頼をかけます。

インタビュー対象者や店舗への取材・撮影の依頼スケジュール調整も重要な仕事です。場合によっては宿泊先の手配が必要なこともあります。撮影終了後は、出来上がった写真を使って、タイトルのサイズや配色・文章の配置といった、誌面のレイアウト作成に入ります。ここではデザインの知識が有利に働きます。

出版

レイアウトをもとにデザイナーやライターへデザインや文章の発注を行います。その後、原稿の校正を何度か繰り返して印刷会社に入稿すれば、編集者の仕事は終わりです。製本された書籍や雑誌は、営業部や広報担当部を通じて出版されます。

2-2.編集者の平均年収

編集者の年収は、会社や年齢・経験によって異なりますが、全世代での平均年収は400万円程度とされています。新人の最低年収は150万円ほどですが、大手や老舗出版社となると1300万円を超える編集者もいます。20代前半の場合は300万円程度、20代後半は400万円前後、30代は450万円前後、40代以上は500万円前後が、おおよその平均値といえるでしょう。

クリエイティブ業界のお仕事情報サイト「CREATIVE JOB」に掲載されている案件を例にご紹介します。

株式会社キュービック
エディター
職種 Web編集・ライター(Web)、編集(出版)
雇用形態 正社員
給与・報酬 想定年収400万円~600万円
勤務地 東京都 新宿区北新宿 (東京メトロ丸ノ内線 西新宿駅から徒歩4分 東京メトロ各線 中野坂上駅から徒歩8分)
Webコンテンツの品質を向上させたいという強い信念のもと、クオリティにこだわったコンテンツ作りを実践しています。

3.まとめ

編集者の仕事は未経験者であっても可能ですが、ライター経験を積んでおくと働きやすくなります。紹介した資格を先に取得しておけば、より有利に就職活動を進められるでしょう。

年収に幅のある職種ですので、転職で編集者を目指すなら転職エージェントの利用もおすすめです。

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(CREATIVE VILLAGE編集部)