2019年2月22日、サイバーエージェントの技術者(エンジニア・クリエイター)向けカンファレンス『CA BASE CAMP 2019』が開催されました。

メディア事業、広告事業、ゲーム事業、その他子会社と多岐にわたる分野で事業を展開するサイバーエージェントでは、技術者(エンジニア・クリエイター)の割合は4割を超え、その数は正社員だけでも2,000名以上、提供するプロダクト数は約150にのぼります。 各事業領域で培ったノウハウの共有や、部門・職種を超えた技術者同士の交流を促進することを目的としたカンファレンスです。

第2回目となる、今年のコンセプトは「CONNECT + CREATE」。エンジニア・デザイナーという職種の壁はもちろん、所属の壁を超えて繋がることで、また新たな価値を生み出していくことを目的としているとのことです。

社内限のカンファレンスにも関わらず、9トラック全54セッション、登壇者は総勢104名。
当日参加した技術者も1241名という規模での開催され、いずれも会場内を埋め尽くすほど多数の参加者が集まり熱気に包まれていました。

エンジニアのセッションでは、「AbemaTV」のiOSチームの開発フロー刷新秘話や、「タップル誕生」のSREが行うサービスの成長を支えるための取り組み。アドテクスタジオからは、アドテクノロジーの向かうべき未来 の話、AI LabからはAAAI2019で採択された論文の内容を通して「バンディットアルゴリズムと因果推論 」についての研究成果発表。ゲーム部門からは「サーバーサイドKotlin × gRPC」を中心とした技術基盤へのチャレンジ話など、多岐にわたる技術情報の共有が行われました。

クリエイターのセッションでは、先日初の大型アップデートを行った「AWA」のUI/UXの刷新舞台裏や、国内最大級のeスポーツイベント「RAGE」ブランドクリエイティブの歴史、広告事業本部からは、3Dスキャンや3DCG、AIの技術を活用した広告クリエイティブの未来の話、またゲームやエンターテイメント事業に携わる10社以上の子会社が所属する事業部SGE(Smartphone Games & Entertainment By CyberAgent)からは、漫画とゲームを組み合わせたサービス提供への挑戦など、様々なセッションが行われ、どのセッションも盛況を博していました。

セッションの他には、様々な部門から全8個のブース出展が行われていました。

2019年秋には社外向けのカンファレンスの開催も予定しているそうです。