「変わり続ける公園」をコンセプトとして、年間を通して驚きや遊び心が感じられる様々な体験型イベントやライブなどのプログラムを実施しているGinza Sony Park(銀座ソニーパーク)では、2月1日(金)よりアートフォトの立体展示『#005 PHOTO Playground』 をスタートします。

私たちにとってより身近な存在となっている“写真”。
実験的プログラムの第5弾は、写真のある豊かな暮らしを提案する〔IMA(イマ)〕をコラボレーターに迎え、“写真”の可能性を広げ、見るだけでなく新たな発見や体験ができるプログラムとなります。

※本記事は、PR TIMES提供のプレスリリースの情報をまとめています。

<Ginza Sony Park 第5弾プログラム>
#005 PHOTO Playground
– 写真と出会う、写真と遊ぶ –

作品紹介

GL/地上フロア

ダミアン・プーラン / 「猫も杓子も/Catgrapher」 (2018)
ソニーパークの地上1階には、フランスのグラフィックアーティスト、ダミアン・プーランによる約4mに及ぶ巨大な猫の彫像が登場。ステージ上に登った来場者の写真を撮ってくれる体験型のオブジェです。本来は人間に撮影される側の猫がカメラを構え、はるか上部から見下ろしてニヤリと不敵に笑う姿、そして「猫も杓子も」というタイトルには、一億総カメラマンの時代への皮肉が込められています。撮影されたデータはQRコードでスマートフォンに転送され、持ち帰ることができます。

B1/地下1階

小池健輔(Kensuke Koike) / 「Ikebana」(2018)
地下1階に点在するのは、不思議な顔のオブジェの数々。これは、蚤の市で集めた古いポートレートのポストカードの顔のパーツだけを切り抜き、立ち上げたもの。さらに元々のサイズの数十倍にも拡大され、全くの別物に生まれ変わった写真群には「生け花」という名がつけられています。ヴェネツィア在住の小池健輔は、写真を加工し、ちょっとしたズレを生じさせることで私たちのモノの見方を変え、ありふれた既存のモノの価値を変えてしまう作家です。ユーモアとシュールさを備えた作品は、instagramでも人気を集めています。

B2/地下2階

鈴木理策 / 「水鏡/Water Mirror」(2016)
池の中を覗くと、そこにはもう一つの池。今回、公園をテーマにした会場には実際に水を湛えた池を設置し、その中に鈴木理策の「Water Mirror/水鏡」を展示。木立に囲まれた湖や睡蓮の浮かぶ池など水面に映り込む風景を捉えたイメージは、どこまでが実像でどこまでが虚像かがわからなくなる曖昧で不思議な世界を見せてくれます。桜や雪、山、池など様々な自然をモチーフにすることも多く、一貫して「見ること」を追求しながら写真作品を制作して来た作家の真骨頂とも言える作品を、水の中に沈めるという額装写真とは異なる提示の仕方で新たな視覚体験を提示します。

関健作 / 「GOKAB」(2018)
公園といえば、公衆トイレ。地下二階の会場のトイレを模した扉を開けると、中の壁には写真の上にグラフィティが施された作品が現れます。これは2007年から3年間、ヒマラヤの麓の小国ブータンの小中学校で教鞭をとった関健作が、現地の若者たちの日常を追ったもの。独自の文化を守り、「国民総幸福量」を標榜するブータンは、時の止まったおとぎの国のようなイメージで知られていますが、実際には近代化が進み、他の都市と同様、街にはヒップホッパー達がいます。私たちの勝手なイメージを裏切るギャップに溢れた作品からは、彼らの社会に対するメッセージを読み取ることができます。

本城直季 / 「small planet / Yoyogi park」(2007)
大判カメラのアオリを利用し、あえて被写界深度の浅い写真を撮影することで、現実の風景をあたかも人の手で制作したミニチュアのジオラマのように見せる写真家・本城直季。リアルな公園を撮影したはずの2枚の写真ですが、その中では、心地よい都会のオアシスの中で思い思いに時間を過ごす人々がまるで人形のように見えます。カメラを通すことで、現実が非現実の世界になってしまうような不思議な体験がもたらされるのですが、今回の2mを超える写真展示では、より一層その醍醐味が感じられることでしょう。

木藤富士夫 / 「公園遊具」(2015)
タコ、巨大な靴、パンダ、恐竜、スフィンクス……まっ暗闇の中に怪しく佇む異様なオブジェの数々。これは、日本全国の公園の中に置かれた遊具です。日常では子供たちが楽しく遊ぶはずの公園遊具ですが、木藤富士夫はあえて夜間にライトを当てて撮影。こうして制作された一枚の写真からは、日中に見たときは感じられないオブジェのもつ異様さと共に、脈絡のないモチーフを突然公園に置いてしまう日本人の独特のセンスとそこに漂うナンセンスなユーモアが溢れ出します。

小林健太 / 「REM」(2018)
夜の公園をイメージした灰色の芝生の上では、ミレニアル世代を代表する写真家・小林健太によるVR作品が体験できます。幼少期からお絵描きはパソコンで、写真の初体験はプリクラと言うポストデジタルに生まれた小林は、普通に撮影したスナップショットの上にレタッチソフトを駆使してドローイングを施したり、画面を歪ませたりしながら制作します。今回のVRは、CGの水面の上に次々と現れる小林の作品を鑑賞しながら前に進んでいくもの。仮想都市空間を回遊するようなヴァーチャル体験からは、新時代の写真の可能性が感じられるはずです。

B3/地下3階 ※2月27日(水)まで

小山泰介 / 「RAINBOW VARIATION」(2009-2019)
東京の自動販売機に掲示された虹色のポスターを接写したカラフルな作品は、「人工物としての虹の写真」を自然現象の力やデジタルデバイスの操作によって変化・変換させ、反覆的に新たなヴァリエーションを生成しながら、写真の決定不可能性とイメージの生成可能性を探求したもの。小山泰介はこれまでにも、雨や雪によるイメージの物理的な変化や、波紋によるイメージの光学的変化、超高解像度デジタルカメラの意図的な誤用による疑似多重露光や、色の最小単位の拡大生成など、自然とデジタルの可能性を追求しています。

藤原聡志 / 「Untitled (Timeline #1)」(2019)
メディアが変わること、スケールが変わることがイメージにどれだけ作用するか、そして現代の情報がどう操作されているかを追求し、ターポリンと呼ばれるビニール素材を用いて即興的な大作インスタレーションで見せる藤原聡志。被写体のモチーフそのものは社会的な問題に深くコミットしながらも、極端に拡大され形が歪められることで、イメージが本来持っていた固有名詞や意味は完全に奪われ、鑑賞者に全く異なるメッセージを連想させます。今回は駐車場に連なる階で、パトカーと馬をモチーフにした新作を展開します。

開催概要

開催期間 2019年2月1日(金)~3月3日(日) ※地下3階は2月27日(水)まで
開催時間 10:00〜20:00
会場 Ginza Sony Park GL/地上フロア、地下1階~3階
料金 無料
主催/キュレーション 主催 : Ginza Sony Park
キュレーション : IMAプロジェクト/株式会社アマナ

※混雑時やシステムメンテナンスの際は、ご体験いただけないこともありますので、予めご了承ください。
※上記は予告なく変更となる場合があります。

Webサイト: https://www.ginzasonypark.jp/release/20190128/

IMA(イマ)とは

「Living with Photography」をテーマに写真のある豊かな暮らしを提案するIMA(イマ)は、“写真をゆっくり読む雑誌”をコンセプトとした季刊誌「IMA」から始まった、マルチメディア型の情報発信プロジェクトです。雑誌では、写真界の巨匠から現代の若手写真家まで、世界中のアートフォトの魅力をさまざまな切り口でご紹介。2016年からは英語版も刊行を開始、さらに連動するWEBも、世界的に活躍する日本人写真家とその作品をアピールしていくサイトとして運営、ギャラリーでの展示やアーティストマネジメント、アートフェスティバルのディレクションなどを手がけてきました。IMAは、アートフォトによって生活をより豊かにするためのさまざまなコンテンツをボーダレスに提供するメディアです。
Webサイト : https://imaonline.jp/

CREATIVE VILLAGE編集部