クリエイターにとって、もっとも大切な要素っていったいなんだろう?

クリエイターなら誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

知的好奇心、発想力、コミュニケーションスキル・・・きっと数々の言葉が去来することでしょう。
そして、きっとどれもとても大切な要素であることに違いはありません。
ただ、“プロ”のクリエイターとしてもっとも大切な要素は何かと問われれば、わたしはこう答えます。

 

「顧客のために仕事をすること」

クライアントに代表されるお客さまのために、自分の持つスキル・キャリアを駆使して価値を提供すること。 これが、プロクリエイターとしてもっとも大切なことだと思うわけです。

わたしはプランナーやプロデューサーとしてクリエイターと同じ立場でプロジェクトに参画することもあるし、コンサルタントとしてクライアントの立場に立ちクリエイターと協業することもあります。

さらに言えば、“プレスタ”という事業を始めたのでクライアントとしてクリエイターに発注する立場でもあります。

あるときはクリエイターのチームメイトとして、あるときはクライアントの参謀として、あるときは発注者としてクリエイターと仕事をするわけですが、そのとき、もっとも重視していること、パートナーやクリエイターに求めていることが、「この仕事は誰のためにやるのか理解できる人」を選ぶということなのです。

「今、この目の前の仕事を、自分はいったい誰のためにやっているのだろう?」

みなさん一度、自分に問いかけてみてください。
多くの人が「自分のため」もしくは「自社のために」仕事をしているのが現状です。
だからもし、そうだったとしても恥じることはありません。

最終的に自社の利益になるような行動する。
ビジネスマンとしてはある意味当然の思考なのです。

しかし、自社の利益よりも顧客の利益を優先することが、本来、クリエイターたちアウトソーサー(受託者)の役割であり使命でもあります。そして、顧客はそのことを期待して仕事を発注し、共に仕事をしているのです。
そして、その期待に応える、期待を越えるために「顧客のために仕事をすること」は信頼を得るための必須条件なのです。

 

「クライアントの不利益になることは、自社の利益になるとしても選択しない」

この言葉やこのことを実行することに抵抗のある人は少ないでしょう。
しかし

 

「クライアントの利益になることは、自社の不利益になるとしても選択できる」

となったとたんに「冗談じゃない」「そんなことムリだよ」と反発してしまう。

しかし、このクライアントの利益を優先できる人こそが、クライアントの信頼を獲得できる「優れたクリエイター」の条件なのです。

自社の利益・既得権を守ろうとばかりする人は、決して顧客からの信頼を得ることはできません。
誰だってそんな人と仕事したくないですよね。そんなことは当たり前の話です。

気持ちよく仕事をするためにも、仕事の基準を次のように変えてしまいましょう。

 

「For me」から「For you」へ。

仕事の基準、視点を自分から相手(顧客)に向けること。

仕事のベクトルを「己のため」という内向きから、「相手のため」という外向きに変えることができれば、必ず、相手(ここではクライアント)の心を動かすいい仕事ができるはずです。

「自分のこだわり」も大切だと思います。
しかし、そのこだわりも「相手のため」の仕事に込めるからこそ価値があるのです。
「自分のこだわり」を「自分(自社)のための」仕事に込めたとしたら、それはただの「独りよがり」でしかありません。

自分の仕事の価値を高めるためにも、自分の仕事の魅力を高めるためにも、そしてプロのクリエイターとして信頼を獲得するためにも、 「For you」の基準で仕事をしてみることをオススメします。

きっと、仕事がもっと楽しく・もっとやりがいのあるモノになるはずですよ。

 
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