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【プレゼント】「エクスパンデッド・シネマ再考」招待券を5組10名に!

東京都写真美術館の映像コレクションを軸に、映像メディアの歴史を振り返りながら、未来の映像の可能性を探る「エクスパンデッド・シネマ再考」展が開催されます。

「エクスパンデッド・シネマ(拡張映画)」は、従来の映画館等でのスクリーンへの投影とは異なった方法で上映される映画です。それは、今日では既に定着しているマルチプロジェクションやループ上映、ライヴ・パフォーマンスの先駆けとなるもので、同時代のインターメディアやアート&テクノロジーの状況と呼応しながら、映像がもつ多様な可能性を再発見していく試みでした。この上映形式は、1960年代半ば頃から欧米を中心に、美術家や実験映像作家によって展開されていきます。本展では、「エクスパンデッド・シネマ」の誕生から様々な実験を繰り広げた日本の作品に着目し、その独自性と先見性を検証していきます。

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー《シネマティック・イリュミネーション》
1968-69年 インターメディア 東京都写真美術館所蔵

出品作家/出品作品

飯村隆彦、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー、おおえまさのり、松本俊夫、城之内元晴、真鍋博、佐々木美智子ほか、日本のエクスパンデッド・シネマの歴史的資料を多数紹介します。

松本俊夫《つぶれかかった右目のために》

1968年/シングルチャンネル・ヴィデオ
/モノクロ、パート・カラー、サウンド、13分

1968年マルチプロジェクション(16ミリフィルムより変換)東京都写真美術館蔵
日本のエクスパンデッド・シネマの代表作。ヒッピー、学生運動など、当時のさまざまな風俗や事件が、三台のプロジェクターから投影され、ドキュメンタリーとアヴァンギャルドを横断するマルチプロジェクション作品。

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー《シネマティック・イリュミネーション》

1968-69年インターメディア東京都写真美術館蔵
1969年に銀座のディスコテック「キラー・ジョーズ」におけるインターメディア・アート・フェスティバルで上映された《シネマティック・イリュミネーション》。18台のスライド・プロジェクターによる360度の映写による伝説的な体験を、約50年振りに本展で忠実に再現する。

飯村隆彦《リリパット王国舞踏会》

1964・1966年/ダブル・プロジェクション
/16ミリフィルム、モノクロ、サウンド、12分

1964 /66年ダブル・プロジェクション(16ミリフィルム)個人蔵
日本初のマルチプロジェクションによる構造的な実験映像作品。1960年代に「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」に参加し、ハプニングやパフォーマンスによって既成の概念を揺るがした伝説的な前衛作家、風倉匠の日常的動作が、いくつかの断片によって構成されている。

日本のエクスパンデッド・シネマ

エクスパンデッド・シネマは、その形式や内容からも、いま国際的に大変関心が高まっている映像表現です。とりわけ「エクスパンデッド・シネマ」が登場する1960年代の日本は、政治や社会が大きく変化していく時代でした。そのような中で、映像はドメスティックな場から社会的な大型イベントまで、さまざま場所で、さまざまな手法で表現が試みられました。
今回の展覧会では、日本作品の独自性と先見性に着目し、60年代の実験を現代の技術によって忠実に再現することにより、歴史的瞬間をよみがえらせる画期的な試みです。当時の資料や記録からも、時代を再検証していきます。また時代の変化のなかで、個人の日常やさまざまな境界を拡張していく実験にも注目していきます。

さらに、海外作家の事例や「エクスパンデッド・シネマ」が多く登場したことで知られているモントリオール万博(1967)などの関連資料とあわせ、歴史的に「エクスパンデッド・シネマ」を再考します。

関連イベント

出品作家によるアーティストトーク

日 時/アーティスト
8月19日(土)14:00-15:30 飯村隆彦
8月20日(日)14:00-15:30おおえまさのり
8月26日(土)14:00-15:30シュウゾウ・アヅチ・ガリバー
定 員 各回50名 会 場 東京都写真美術館2階ロビー
当日10時より1階総合受付にて整理券を配布します。

8ミリ自家現像ワークショップ

8ミリフィルム(モノクロ)での撮影から現像、上映までを全2日間で行う制作ワークショップです。
日 時 9月23日(土・祝)、24日(日) 各日10:15-19:00
定 員 12名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
会 場 1階スタジオ参加費5,000円
講師石川亮(東京国立近代美術館フィルムセンター技術員、映像作家)、
郷田真理子(フィルム技術者、株式会社IMAGICAウエスト)

担当学芸員によるギャラリートーク

会期中の第2・4金曜日16:00より、担当学芸員による展示解説をおこないます。
展覧会チケット(当日印)をご持参の上、2階展示室入口にお集まりください。

展覧会概要

展覧会名

「エクスパンデッド・シネマ再考」

会 期

2017年8月15日(火)~ 10月15日(日)

会 場

東京都写真美術館 地下1階展示室
https://topmuseum.jp/

開館時間

10:00 ~ 18:00(8月25日(金)の木・金は21:00まで開館)
*入館は閉館の30分前まで

休館日

毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌平日が休館)

応募締切

9月15日(金)



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