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【プレゼント】「ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」招待券を5組10名に!

Bunkamura ザ・ミュージアムにて9 月24 日(日)まで「ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」が開催されています。今回はこちらの展覧会の招待券を5組10名様にプレゼントいたします。

【6】 フェリシアン・ロップス[原画]、
アルベール・ベルトラン[彫版] 《娼婦政治家》 1896年
多色刷銅版画・紙 フェリシアン・ロップス美術館

現在のベルギーとその周辺地域では、中世末期からの写実主義の伝統の上に、空想でしかありえない事物を視覚化した絵画が発展しました。しかし18世紀に入ると、自然科学の発達と啓蒙思想がヨーロッパを席巻するなか、不可解なものは解明されていき、心の闇に光が当てられるようになります。かつての幻想美術の伝統が引き継がれるのは、産業革命後の19世紀、人間疎外、逃避願望を背景とした象徴主義においてでした。画家たちは夢や無意識の世界にも価値を見出し、今日もこの地域の芸術に強い個性と独自性を与えつづけています。

今回の展覧会では、この地域において幻想的な世界を作り出した一連の流れを、ボス派やブリューゲルなどの15・16世紀のフランドル絵画に始まり、象徴派のクノップフ、アンソール、シュルレアリストのマグリット、デルヴォー、そして現代のヤン・ファーブルまで、総勢30名の作家によるおよそ500年にわたる「奇想」ともいえる系譜を、約120点の国内外の優れたコレクションでたどります。

第一章:15-17世紀のフランドル美術 |ボスの世界|ブリューゲルの世界|ルーベンスの世界|

「奇想」のルーツは、現在のベルギーとの国境に近いオランダ南部の都市、セルトーヘンボスに生まれた奇才ヒエロニムス・ボスの創意に見ることができます。ボスは「地獄」を鮮烈なイメージで描き、闇をうごめく異形たちで埋めつくし、ボスの没後もボス派の画家たちは豊かなバリエーションで高まる需要に応えました。とりわけ「第二のボス」としてその豊かな創意を讃えられたピーテル・ブリューゲル(父)が描いた、ボス風の怪物や悪魔の世界は、ブリューゲルの鋭い観察眼によって親しみやすさや日常性を増し、一族の画家の作品にも脈々と受け継がれていきます。そして17世紀のバロック美術最大の巨匠ルーベンスは、リアリティと深い感情表現を追求し、恐れや怒りなどの激しい感情の表出としての「奇想」の表現を生み出しました。

【1】 ヒエロニムス・ボス工房 《トゥヌグダルスの幻視》 1490-1500年頃 油彩・板 ラサロ・ガルディアーノ財団 © Fundación Lázaro Galdiano

第二章:19世紀末から20世紀初頭のベルギー象徴派・表現主義 |ロップスの世界|ベルギー象徴派|アンソールの世界|

【4】 ジャン・デルヴィル 《レテ河の水を飲むダンテ》 1919年
油彩・キャンヴァス 姫路市立美術館

1830年、ベルギーは国家として独立を果たします。工業化と都市化が進む中で、1880年代の後半には、科学の世紀に背を向けて想像力と夢の世界へ沈潜しようとする芸術家たちが現れます。ボードレールに敬愛された画家ロップスは、中世からルネサンスにかけて北方美術が好んで採り上げてきた骸骨たちの舞台を近代的によみがえらせました。一方、クノップフの暗示に満ちた静謐な作品を観る者はこの画家の解けない謎にからめとられていきます。画家が抱えていた孤独や怯えが不穏な唸りとなって、観る者に圧をかけ、ついに叫びだす自我を描いたのがアンソールでした。アンソールがよく描いた骸骨と仮面は、隠されるもの・隠すもの・暴かれるものという性質を内包していますが、この関心は、次の世紀のマグリットから現代まで続く「言葉とイメージ」の問題へと展開していくことになります。

第三章:20世紀のシュルレアリスムから現代まで |マグリットとデルヴォー|ヤン・ファーブルと現代美術|

芸術における奇想の表現は時代とともに変化し、20世紀に入ると絵画や版画のみならず彫刻、音、インスタレーションへ領域を拡大しながら浸食していきます。両大戦間にヨーロッパを席巻したシュルレアリスムの運動のなかで、マグリットは既存のイメージを異常な関係性の中に置き、ものの固有の意味を解体させていきました。一方、デルヴォーの絵画やデッサンでは、夢で見るような非現実的な場所に裸の女性や骸骨がさまよい、甘美なエロスに包まれています。こうしたシュルレアリスムの系譜はベルギーの地に脈々と残り、現実から派生する幻想の世界をさらに押し広げていきました。ヤン・ファーブルは15-16世紀の宗教画や歴史的な出来事から主題やイメージを抽出し、しばしば昆虫や動物を介在させながら、過去と現在、男と女、生と死など相対する事象の狭間に触れていきます。

開催概要

展覧会名

「ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」

会 期

2017年7月15日(土)~ 9月24日(日)
*8月22日(火) 休館

会 場

Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_belgium/

開館時間

午前10時~午後6時(金・土曜日は午後9時まで)
*入館は閉館の30分前まで

料金

一般1500円 ほか

応募締切

8月24日(木)


応募は締め切りました。