2017年、国宝・彦根城の天守が完成して410年を迎え、NHKでは⼤河ドラマ「おんな城主直⻁」が放送されます。

それを機に開催される「国宝・彦根城築城410年祭」では、彦根城をはじめとする彦根の町の歴史、伝統、⽂化等、彦根の魅⼒を国内外に発信します。会期は3⽉18⽇(土)から12⽉10⽇(日)までの268⽇間。

その⼀環として、9⽉23⽇(⼟)から12⽉10⽇(⽇)まで、⽇本で初めて国宝・彦根城を舞台に開催する現代アートフェス「HIKONE ART CASTLE 2017(通称:HAC)」が始動します。

1952年に国宝に指定された彦根城天守は、関ケ原合戦の前哨戦で耐え抜いた⼤津城から移築されたといわれ、1607年頃に完成。政治的象徴としての外観の美しさだけではなく、城本来の機能である軍事⾯でも優れています。
「HAC」は、姫路城・松本城・⽝⼭城・松江城と並んで⽇本に5つしかない国宝の城である彦根城を舞台に、現代の彫刻家やイラストレーターなどの著名アーティストによる「城・戦国江⼾期の不易流⾏表現」をテーマとしたアートの数々を展⽰。現代に活きる最先端の⽂化発信拠点として国宝・彦根城の新たな魅⼒を創出します。

参加アーティスト(左→右)彫刻家/淺野健⼀、書家/前⽥鎌利、イラストレーター、アートディレクター/MAHARO
参加アーティスト(左→右)彫刻家/淺野健⼀、書家/前⽥鎌利、イラストレーター、アートディレクター/MAHARO

その他、9⽉23⽇(⼟)~10⽉1⽇(⽇)の期間、全国の美⼤⽣を対象に参加者を公募する彦根市滞在型学⽣アートプログラムを実施し、制作したアート作品を城下町で展⽰する「HIKONE STUDENT ART EXHIBITION 2017」を開催。彦根市内の⼤学や商⼯会との連携など、地域に根ざした創造活動を実践。

彦根の⻑い歴史に新たな創造の息吹を吹き込むアートイベントに期待が高まります。

開催概要

「HIKONE ART CASTLE 2017 天秤櫓特別展」
・開催期間:2017年9⽉23⽇(⼟)~12⽉10⽇(⽇)
・場所:彦根城天秤櫓
・参加アーティスト(50⾳順)
淺野健⼀(彫刻家)、CEKAI(クリエイティブアソシエーション)、前⽥鎌利(書家)、MAHARO(イラストレーター)
国宝・彦根城築城410年祭のプロモーションムービーなどの制作に関わった4組のアーティストによる「城・戦国江⼾期の不易流⾏表現」をテーマとしたアート展を開催。アーティストによる現代的センスとの融合により、今もなお現代に活きる最先端の⽂化発信拠点として機能させることで、国宝・彦根城の新たな魅⼒を創出し、新しい世代への継承と発展へと繋げていくことを⽬的としています。

(2017年2月23日 CREATIVE VILLAGE編集部)