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そうだったのか!RGBとCMYKの違い

あれ?画像を印刷したら、何だか色が変わってしまった…!?

みなさん、一度はこういった経験があるのではないでしょうか。
PCの画面で見ている色、そして自身の頭の中で描いている色。
でも出力されたものは、それらとは何だか異なる色…。

一般的に“スミ”と呼ばれる黒や、白といった色であれば問題ありませんが、カラーとなってくると、赤や青や黄色でも、実にたくさんの種類の色が存在します。
特に色味にこだわらないで済む社内の案件ならまだしも、クライアントが絡む案件ならば、場合によっては大事にも発展しかねません。

分かりやすい例で挙げると、会社やサービスのロゴマーク。
協賛や合同イベント等でクライアントのロゴマークを使用するような場合、先方から送付してもらったロゴデータをそのまま使用したら、「うちのロゴは、こんな色味じゃない!」という辛辣な指摘を受けてしまった…。
ロゴマークは会社の顔でもあるので、フォントは当然のこと、色味も少しだけとはいえ変わってしまうのは、絶対にタブーなことなのです。

WebやDTPのデザイナーさんであれば、このように色味が変わってしまう要因がどこにあるのか、ある程度の検討がつくはずです。
でも普段デザインや制作に携わらない方々からすると、「何で?自分の目がおかしいのか、はたまた相手の目がおかしいのか…?」なんて悶々としてしまいますよね。

結論から言ってしまうと、使用する媒体が紙なのかWebなのかで、PhotoshopやIllustratorといったソフトを扱う際の処理方法が異なってきます。

RGBとCMYK、その決定的な違いを簡単に解説したいと思います。

 
■RGBとは?
RGBは『光の三原色』で、R(Red=赤)、G(Green=緑)、B(Blue=青)の3色から構成されています。色が混ざるほど明るくなり、すべての色が重なる部分は、になります。
これを加法混色といい、テレビやパソコンのディスプレイはRGBで表現されています。

 
■CMYKとは?
CMYKのCMYは『色の三原色』で、Cyan(シアン)・Magenta(マゼンタ)・Yellow(イエロー)の3色から構成されています。色が混ざるほど暗くなり、すべての色が重なる部分は、になります。

この黒の部分をBlack(ブラック)の“B”と表記してしまうと、Blue(ブルー)と混同してしまうため、黒い色をしたKey plate(キー・プレート)の“K”と表記されています。
※キー・プレートとは、画像の輪郭など細部を示すために用いられた印刷プレートのことであり、その版には黒インクが使用されています。

これを減法混色といい、印刷物はCMYKで表現されます。理論上ではCMYによって全ての色を表現できますが、実際にはCMYのインキだけできれいな黒色を再現するのが難しいので、黒色インキを使用します。

 
RGB and CMYK

 
最近は某ミュージシャンが、「STN=想定内」「KMSS=興味津々」などといった略語を駆使して、お茶の間を湧かせてくれています。
『RGB』と『CMYK』も、上にならって「RGB=リアルに頑張る」や「CMYK=コマーシャル余計」といった感じで、まずは単語そのものを身近なものとして覚えてみてはいかがでしょうか。

話が少し脇道にそれましたが、それぞれの役割を簡単に説明すると、

・PCやTVなどの画面上で使う場合は、RGB
・紙に出力した印刷物で使う場合は、CMYK

また、実際にPhotoshopやIllustratorを使って制作する場合、ゼロから画像を作る分には、あらかじめカラーモードを「RGB」か「CMYK」で設定して作成すれば、何ら問題はありません。
ですが、既存の画像データをそれぞれの形式に変換する場合、数値的にも色味が変わってしまうため、十分な注意とちょっとしたテクニックが必要になってきます。
「最終的には、何に用いるための画像なのか。」
段階を踏まえた上で、シーンに合わせた最適な表現を心がけましょう。

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空知マリ

http://www.maritomo.com/


フリーランスのWebクリエイター兼ライター。
映像製作プロダクションのアシスタントディレクターとしてキャリアをスタートさせた後、1999年よりWeb業界へ転身。
Webサイトの企画・ディレクションやデザイン制作のほか、ライターやカメラマンとしても活動すること15年。


日本各地にある一風変わったトイレを10年に渡り単独取材を敢行し、トイレの張り紙やピクトサイン等249件を掲載した著書『ニッポンのトイレほか』
http://www.amazon.co.jp/dp/4757222521
を2013年秋に発表。
現在は、"トイレハンター" としても各メディアで活動中。


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