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『知っておいて損はない!映像業界用語25選』

「今日のV撮り、外ロケからCXの湾スタになったから、トラバラシといて〜」

ディレクターがADに対して何気なく発した言葉。
もしあなたがADの立場だったら、それぞれの単語を理解できますか?

2単語以上わからず、「ええっと…CX?バラすというのは…?」などと言おうものなら、恐らく「あー、きみ明日から来なくていいから」と言われてしまうのがオチでしょう。

様々な業界において、 “隠語”と呼ばれる謎の用語を使うシーンが多々あります。ですから、目的の仕事に就く前にまずは業界用語を知っていないと話になりません。

そこで今回は、映像業界でよく耳にする業界用語から技術用語まで、一気におさらいしていきましょう!

 

■映像業界用語編

あご … 食費のこと

あし … 交通費のこと。また、カメラの三脚のこと。

内トラ … スタッフがエキストラとして出演すること。

うるさい … 被写体以外に余計なものが写り込んでしまっている状態。

オス … 電源ケーブルや音声・映像等のコネクターの接点が突起になっていて、はめ込む側のこと。
※対義語『メス』 … 電源ケーブルや音声・映像等のコネクターの接点が穴になっていて、はめ込まれる側のこと。

押す … 撮影や収録の進行が定刻よりも遅れること。
※対義語『巻き』 … 急いで撮影をして帳尻を合わせようとすること。進行が予定より早いこと。

クール … 主にテレビ番組で使用されることが多く、1クール=3カ月間のこと。
2クールは6カ月、3クールは9カ月、4クールは12カ月なので一年間になります。

ケツカッチン … 収録後に次の予定が入っていて、ゆっくり撮影ができないこと。

上手(かみて)… 撮影をする側から見た右側。カメラ前に立つ出演者からは左側。
※対義語『下手(しもて)』 …撮影をする側から見た左側。カメラ前に立つ出演者からは右側。

がや … 人が大勢いるエキストラなど群集のこと。

完パケ … 収録した映像に加えCMやテロップなども挿入し、完全に編集されて放送できるVTRのこと。

消え物(きえもの)… 食事のシーン撮影などで使用する食べ物や飲み物のこと。

叩く(たたく)… カメラを上から下に向かって撮ること。
また、シナリオや企画書を検討し直すこと。さらには値切ること。

てっぺん … 24時のことで、時計の針が真上を向くことが語源となっている。

てれこ … 互い違いや入れ違い、あべこべになること。また、一つおきにといった意味も持つ。

なめる … 主に下から上に向かってカメラアングルを上げること。一定方向にアングルを移動させながら全体を見せること。

F1層 … 20歳から34歳までの女性(Female)のこと。
35~49歳までの女性はF2層、50歳以上をF3層と呼ぶ。

M1層 … 20~34歳までの男性(male)のこと。
35~49歳までの男性はM2層、50歳以上をM3層と呼ぶ。

ばらす … 機材を撤収したり、人が解散する他に、仕事や案件がキャンセルになること。

場見る(バミる) … 出演者の立ち位置やセットを置く位置にテープ等を使って印を付けること。

パン … カメラを水平方向に旋回させながら行なう撮影のこと。

船(ふね) … カメラを三脚に取り付ける際に必要になる板状の保持具のことで、『ベース』とも呼ばれる。

P帯 … 『プライムタイム』18時から23時までの放送時間帯のこと。

G帯 … 『ゴールデンタイム』は、19時から22時までの放送時間帯のこと。

べた … カメラの三脚を可能な限り低い位置にセットすること。さらに低い位置の場合は、「べたべた」とも言う。

わらう …物を片付けて、作業に支障のない場所に移動すること。

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これらの他にも業界用語として、演者をいじる「ルイージ」や、飲みに行く「ミーノ」、さらには「シータク」「ギロッポン」など一般にも浸透した用語もありますが、 時代の流れとともに“死語”と化してしまった言葉もたくさんあります。
ですから、業界用語の使い方次第では、ある程度の年代がわかってしまうかもしれませんね。

さいごに、ちょっと変わった芸能界のお金の数え方をご紹介します。

・1万は「ツェーマン」
・2万は「デーマン」
・3万は「イーマン」
・4万は「エフマン」
・5万は「ゲーマン」
・6万は「エーマン」
・7万は「ハーマン」
・8万は「オクターブ」
・9万は「ナイン」←これだけは、そのままですね(笑)

これらは演奏家のギャラに由来していて、演奏家は数字を音の単位に置き換えて表現していたそうです。
1万から7万までは、C(ド)、 D(レ) 、E(ミ) 、F(ファ) 、G(ソ) 、A(ラ) 、B(シ)の順になっており、アルファベットの読み方はドイツ語です。

他の業界でも隠語は使われているようですが、ここまでの徹底ぶりは映像業界ならではなのかもしれません。

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空知マリ

http://www.maritomo.com/


フリーランスのWebクリエイター兼ライター。
映像製作プロダクションのアシスタントディレクターとしてキャリアをスタートさせた後、1999年よりWeb業界へ転身。
Webサイトの企画・ディレクションやデザイン制作のほか、ライターやカメラマンとしても活動すること15年。


日本各地にある一風変わったトイレを10年に渡り単独取材を敢行し、トイレの張り紙やピクトサイン等249件を掲載した著書『ニッポンのトイレほか』
http://www.amazon.co.jp/dp/4757222521
を2013年秋に発表。
現在は、"トイレハンター" としても各メディアで活動中。


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