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庭師からWebの世界へと転換した吉原 潤さんに、これまでの生い立ちやプライベートなことまで、またクリエイターへのアドバイスなど、お話しを伺いました。

 

■ これで逆にダメだったらこんなに悔しい事はない

イメージ大学時代は彫刻を学んでいました。『空間をつくりたい』という思いがあって庭師になりました。

3年間仕事をし、一人前になったものの、昔からのつながりが深い世界で庭師として独立を目指すのは難しいということがわかりました。そんなときに、ひょんなきっかけからWebをやり始め、その魅力にのめりこんでいきました。

そして「Webを仕事としてやっていくなら、東京に行ったほうがいい」と思い、福井信蔵さんのいるビジネス・アーキテクツに28歳の時に入社しました。

面接の時に持参したのが、履歴書の他に『自分年表』。これは俗にいう、「○○年になったら、こうなってる」といった時系列のものではなく、なぜ今こういう考えに至ったか、これまでの自分の経歴・作品の“内面”を約20枚に渡って熱く綴ったものでした。

面接前は「これだけ準備してダメだったら後悔はしない」と思ってたんですが、 面接が終わった後の帰りの新幹線の中で、これで逆にダメだったらこんなに悔しい事はない」と思いました(笑)。そのくらい自分自身の全てを出しきった感がありましたね。

 

■ いま携わっている仕事

コンテンツの企画からサイトの仕上げまで一貫して関わる仕事が多いです。最近の主な仕事は、新ヤマハ銀座ビルや、ソニーの『Play You.』『エネループのある日々』です。

■ 今までの仕事で辛かったことは?

ビジネス・アーキテクツにいた30歳の頃に、デザインを何度出しても通らなかった事があって、自分に自信が持てない時期がありました。いろいろと試行錯誤していく中で自分は“一日一歩”タイプで積み重ねていくほうが向いていると分かりました。

今でも、何かを課して毎日続けるようにしていますね。

 

■「やり方も何通りもある。」

イメージ“伝える”とはどういう事かを常に意識し、どういった形にすれば第三者に一番いいカタチで伝わるのかを考えています。

アイデアが沸いて、期待に応える作品ができあがっても、自分の中ではそれは決して100点満点ではない。

アイデアに限りはないし、やり方も何通りもある。当然常にベストは尽くしてますが、プロジェクトが終わると自分自身でやり方やデザインについて検証するようにしています。

 

■ 好きなこと

結婚して子供ができてから広いところに住みたいと思い、茅ヶ崎に引越して、時々サーフィンをしたり、温泉も大好きです。あとは写真を撮ることで、カメラを常に持ち歩いています。

好きな漫画は、森川ジョージさんの『はじめの一歩』や、高橋ヒロシさんの『クローズ』『WORST 』など、熱い男マンガ、好きな映画は、ガス・ヴァン・サント監督の『エレファント』と 『マイ・プライベート・アイダホ』、本だとグレッグ・モーテンソン著者の『スリー・カップス・オブ・ティー』を最近読みました。

 

■ 明日が「最後の一日」だとしたら、何をしますか?

普通の休日のように、家族とゆっくり過ごしたいです。そして最後の晩餐は、奥さんがつくってくれたものを食べたいです。

 

■ 仕事においてのアドバイス

“勘違い”も時には重要だと思います。好きなことを好きだと思える事をまず見つけ、それを続けていく情熱が大切だと思います。

自分を世にアピールすること。それが『勘違い』や『思い込み』でもいい。
ひとりひとり顔が違うように、個性というのは意識しないでも必ずでて来ると思います。

手を動かしながら常に自問自答することが大切だと思っています。僕自身も自分の可能性は信じながら、常に自分の思っている事が正しいかどうかを疑う日々です(笑)


Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード
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吉原 潤氏が審査員を務めた「Yahoo! JAPAN インターネットクリエイティブアワード」は、11月25日に贈賞式が行われ、最終審査にノミネートされた46作品のなかから、ついにグランプリをはじめとする受賞作品が発表されました。
→ 詳しくはこちら

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吉原 潤(よしはら・じゅん)

1972年京都生まれ。
2001年から2007年にビジネス・アーキテクツ、2007年から2008年にtha ltdに在籍し2009年4月より(株)ロクマルニの一員に。


アートディレクターとしてスバル、ヤマハ、富士フイルム、ソフトバンク、三井不動産レジデンシャル、東京都写真美術館などの大企業のコーポレートサイト及び、ブランディングコンテンツのアートディレクション/デザインを数多く手がける。


東京インタラクティブ・アド・アワード金賞をはじめ、OneShow Interactive、The Clio Awards、Webby AWARD、ASIA PACIFIC AD AWARD、 GOOD DESIGN AWARD等受賞。

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