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C&R Staff’s Voice Vol.3|文芸監督/コンセプトディレクター 武田 正憲さん シナリオライターの地位向上に全身全霊を捧げる

小学生の頃に志した小説家から1周回ってシナリオライターへ。
創る立場、指導する立場から見えてきたシナリオライターの現状から、「シナリオライターの地位向上」を掲げ、奔走する武田さんのキャリアストーリー。

5141pro武田 正憲(たけだ せいけん)
栃木県出身。高校卒業後、声優を目指して専門学校へ入学、声優・俳優として活動しながら19歳で舞台脚本デビュー。文芸監督・コンセプトディレクターとしてスマホゲーム『クリスタル オブ リユニオン』(gumi)など多くのゲームシナリオを世界観構築から担当した実績を持つ。その他に現在はシナリオ集団「髪ノ毛座」を主宰。東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)の講師として若手作家の育成にも奮闘する

小説家を目指した小学生からの回り道

小学生の頃、小説家を目指して物語を書き始めました。しかし、「文章をずっと書くのは面倒だな」と感じて、大好きなロボットを描くアニメーターに道を替えました。
そのうち「ずっと描くのは面倒!」と思い、高校卒業後は声優を目指して専門学校に通い始めました。

声優デビュー後は、20歳までドラマ俳優や舞台役者、裏方でドラマの撮影所に通ったり。その間はシナリオを書いていて、自分の進むべき道は何か、をずっと探していました。
「役者も何かと面倒!」とまた思って、一時は会社勤めをしながら、一周回ってやっぱり書く仕事が稼げると思い、シナリオライターとして独立したのが23歳の時でした。

単に「書く」だけではないやりがいを得る

その後、会社設立や劇団主宰と様々な仕事をしながら物語を書くことを生業にしてきました。
いろいろと手掛ける中で、スマホ向けオンラインストラテジーゲーム『クリスタル オブ リユニオン』(gumi)をはじめ、多くのゲームタイトルにて文芸監督・コンセプトディレクターとしてゲーム作りにも参画しました。
僕の役目はプロデューサーが企画したゲームに、シナリオを上手に使って世界観を千倍にも広げて、ユーザーに楽しんでもらうこと。例えば「ガチャ」(くじ引き)を「召喚」という言葉に置き換えたり、突然の女神登場に意味を持たせたり、とゲームの仕掛けと物語が、ピタっとハマった瞬間は快感です。

シナリオライターの地位向上に奔走

2014年にクリーク・アンド・リバー社が「シナリオ塾」を立ち上げて、薄給のゲームシナリオの世界を変えたいと言い始めた時、自分たちの仕事を奪う存在なのか、それともミカタなのか確かめるために、警戒しながら訪ねました。そこで、シナリオライターの地位向上を本気でやりたい、という話を聞いて、その場で「自分が築いてきたシナリオライターのネットワークと営業ノウハウのすべてを提供します」と申し出ました。

最近シナリオライターの地位が少しずつ上がり始めてきた、と感じています。
以前はゲームが出来上がってから依頼を受けていたのですが、今では制作開始段階から相談されるように変わってきました。プロのシナリオライターを使えば、プロデューサーやディレクターが考えていたシナリオ制作時間の無駄を省いて、結果的にコストを下げながら品質を高められることが分かってきたのだ、と思います。

将来的にはシナリオライター地位向上のための団体を立ち上げて、本人に印税が入る仕組みや、作業工数の基準ルールを定めたりして、活躍する人を一人でも増やしていきたい、と考えています。

my break time

bike私は、今でもシナリオライターとして必要とされなくなってしまうのでは、と不安を持っています。そのために、バイク、サバイバルゲーム、熱帯魚、釣り、ガンプラなど、自分の趣味を徹底的に極めています。たとえば本なら床が抜けるほどの量をとにかく読み漁りますね。一つの分野にひたすら没頭すると、どこかで必ず仕事に活かせるものです。

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