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一流クリエイターになるには“恋愛”は必須?!映画『溺れるナイフ』山戸結希監督×テレビ東京『ゴットタン』佐久間宣行さんトークショー

好奇心旺盛なカルチャー女子へ向けて、6月に発売した新感覚ファッション・カルチャーマガジン『Maybe!(メイビー)vol.1』の書店イベント第2弾が、渋谷HMV&BOOKS TOKYO
にて開催されました。

『Maybe! vol.1』の特集テーマ「恋愛ってなんだ?」に関連して、11月5日公開の小松菜奈・菅田将暉出演の映画『溺れるナイフ』の山戸結希監督と、『ゴットタン』をはじめとした多くのヒット番組を持つテレビ東京プロデューサーの佐久間宣行さんが、恋愛と作品づくりの関連性についてトークショーを行いました。

『Maybe!』はクリエイター志望の読者が多い雑誌。山戸監督、佐久間さんのような一流クリエイターはどんな恋愛をしてきた&していて今があるのか?それはおふたりが生み出す作品の高いクオリティと密接に関係があるのか?など、赤裸々なトークが展開されました。

左から佐久間宣行さん、堀越千史さん、山戸結希監督

左から佐久間宣行さん、堀越千史さん、山戸結希監督

トークショー序盤で、ご自身の創作に影響している恋愛について聞かれると、佐久間さんは、田舎の男子校で3年間、気が付くと妹と売店のおばちゃんとしか話していないような高校生だったという意外?!なエピソードを披露。立教大学の英文科を受験した際には、2人くらいしか男子がいない会場に緊張して、落ちたというエピソードで笑いを誘っていました。

それに対し、山戸監督が「それは、佐久間さんが作られる番組のホモソーシャル感に受け継がれている感じがしますね」と反応すると、佐久間さんからは「『ゴッドタン』のディレクターはみんな結婚してるんだけど、だいたいいつもゴシップ記事とか読んで、かわいい女とやってるイケメンの悪口を30分くらい言ってから、会議を始めるんです。そうするとすごいやる気が出て(笑) 畜生、○○、もててんなぁーって言いながらやってる。その共学に対する怒りみたいなものが高校時代に育まれていて。男子校的なルサンチマンが、お笑い好きとかそういうところに、僕を向けたのかなって思います」とエピソードを明かす一幕も。

すると山戸監督も「10代の時の恋愛は、自身の作品と関係がある気がしますね。私も10代の青春を反復して撮っているので。あの時ずっと恋愛していたことが、深く起因していると思います。愛と夢という選択肢が立つ前に、デフォルトとして、恋愛に対して被支配的な状況に置かれているというか。恋は、何も与えられなかった地方の女子中高生にとっての、唯一のエンターテイメントですから。ただ与えられた自分の体だけでどこまでいけるか、自分のすごく限定的な身体でどこまでいけるかっていうゲームしか地方の女子にはエンタメとしてなくって、恋愛するしかないという感じだったので。やっぱりそこに対して、マジで恋愛よりも面白いものがあるって射光させたいですけどね。それは最初から芸術の形だと届かないから、きっと、恋に一番良く似た芸術みたいなものになると思うんです。映画『溺れるナイフ』が、本当にそういうふうに届いて欲しいですね」と語りました。

トークショーの様子

トークショーの様子

そして中盤には会場からの質問に答えていくことに。「恋愛すると何か自分に変化は起きますか? 今までそのような経験はありますか? 」という質問に対しては、佐久間さんは「僕の作るものでいうと、変わらないですね」と断言。
「彼女ができると、おもしろくなくなる芸人とかいるんですよ。彼女にそんな下ネタ言うの止めてって言われて。別れたほうが面白くなる芸人とか絶対いて。実は僕もそうなんですよ。結婚して、他の女性がなんとも思わなくなって、モテようと思わなくなってから、面白い番組を作るようになりました。色気がなくなったというか。奥さんは僕の番組を見ないので、誰かに好かれようと思って作らなくていいから、BPOに怒られないレベルまで攻めて大丈夫だなとか。もし彼女が僕の作るような番組が苦手な人だったら、ちょっと気にしたと思うので」とコメント。
すると、山戸監督も「その感じすごくわかりますね」と共感の様子。「いま映画を見てくれている方は、女性のお客さんが多くて『溺れるナイフ』も女性向けの作品なんですけど。最初のインディーズの映画の世界には男性の監督が多い中、男性にはどう見られるのかという意識を捨てないと強い作品を作れないと思いました」と振り返りました。

さらに「今の仕事をしていて、大学時代にやっておいたほうがいいことはありますか?恋愛も必要ですか?」というクリエーター志望と思われる方からの質問に対しては、山戸監督は「大学生だったら、恋愛より夢を目指して具体的に努力したほうが早い気がします」と、佐久間さんも「恋愛が必要だから恋愛をするのではなく。大学時代に夢をかなえるために好ぬほど努力したほうがいいと思います」と意見が一致した様子。
さらに、山戸監督からは「テレビプロデューサーになっている自分に、映画監督になっている自分に恋をするみたいな感じで。そういう気持ちで頑張っていけば、その途中で自然と、いま“恋愛が必要だから”と思ってする恋愛よりも、良い恋愛ができるんじゃないですかね。一挙両得で、進まれてください」とアドバイスが送られました。

その他にも様々な質問が飛び交い、盛況のうちに、イベントは幕を閉じました。

■『溺れるナイフ』オフィシャルサイト
11月5日(土)TOHOシネマズ渋谷ほか全国ロードショー
http://gaga.ne.jp/oboreruknife/

『ゴットタン』オフィシャルサイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/god/

(2016年8月15日 CREATIVE VILLAGE編集部)

佐久間宣行さんインタビュー

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