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自分と向き合うセルフブランディング vol.6 – 自分との向き合い方 OH COLUMN

こんにちは!
株式会社 Fablic で、 『RIDE』 というプロダクトのUIデザイナーの わりえもん@wariemon)こと 割石 裕太 と申します。

主に web・サービスデザイナーの方に向けての話になりますが、職種関係なくお読みいただける内容かと思います。
ところどころ、わたしの体験談を踏まえてお話していきます!

全6回のうちの最終回となる第6回目は、総集編として「自分との向き合い方」をお話します。

 
 

「目的」「目標」「理由」

全6回のお話を通じて、ものをつくる「技術」についてではなく、「考え方」についてお話してきました。
なぜ、考え方が重要かというと、技術は手段であり、向かうべき目的・目標によってどの手段をとるかは変わってくるからです。
実は、1〜5回までの話しはテーマは違えども、「目的」「目標」「理由」の3つに着目してお話しています。
そして、この3つをちゃんと理解してアクションをすることで、「なぜ」という質問に明確に答えられるようになります。

それでは、改めてこの3点についてお話して締めくくりとさせていただきます。

 
 

1.目的

 

 
まずは、行動には目的ありき、というところからスタートします。
第5回では具体的にポートフォリオを例に出して説明しましたが「ポートフォリオをつくる」こと自体は目的ではなくて
「自分をより認識してもらう」「自分がどういうものを作れるのかを知ってもらいたい」などという目的を達成する手段でしかないわけです。
自分が達成したい目的を明確にすることで、まず自分が迷子になることはなくなるかと思います。
つくっているものに違和感を覚えた時に、方角を確かめるコンパスのように、向いている方行が間違っていないかを教えてくれます。

一つ一つの制作に対して「目的」を果たすものかどうかを考えてみましょう。
これはセルフブランディングにおいてもそうですが、全ての制作において言えることだと考えています。

 
 

2.目標

 

 
目的がはっきりしたところで、具体的な目標があるのとないのとでは、継続できるかどうか、迷子にならないかが大きく変わってきます。
具体的な目標があると、どのくらいまで達成できているのか、ちゃんとたどり着けたかを判断する指標になります。
また、アクションが終わったあとも効果計測ができるので、やって終わりとなることを減らす役割もあり、次につなげることができます。

「ポートフォリオサイトをつくる」ひとつとっても、目標があると、つくったあとに振り返りやすいですよね。
目的 理由 は似ているようで、どちらかが欠けると一気に不安定になります。
目的はコンパス、目標は目的地 といった感じで、
どこにいくかがないとコンパスは意味を失い、目的地がないと何を持って到着したかが不明瞭です。
二つをセットで考えるようにしてみましょう。

 
 

理由

 

 
そして、この目的と目標に対して、「なぜそうしたのか」という理由がはっきり言えると、一気に芯が通ったものとなります。
逆にいうと前者二つでも芯が通っているようには見えるのですが、
より詳しい話をするときに必ず飛んでくる「なぜ」という質問で、自分の根元の部分がしっかりしているかを再認識することとなります。

「なぜそれをつくるのか」「なぜそれを選んだのか」など「なぜ」をはっきりさせていきましょう。
コンパスと目的地に例えるのであれば、「なぜそこに行きたいのか」という「動機」とも言えると思います。

たとえば、私は「ユーザーに近い温度感で設計をする」 「ひとに覚えられやすいものをつくる」 「(驚きを与える)おまけをつける」
ということを大事にしています。そして、こう思ってただけるように制作をしています。
こういう理由があり、「まず人に覚えてもらうことが第一、第二に面白いものをつくれそうな人だと認識してもらえる」ことを目的に、
顔を想起できるシンプルな図形のロゴに、生きているようなおまけの表現を加えたポートフォリオサイトを制作しました。
目標は「人と会った際にこのロゴを認知してくれている」ことにしていました。
結果的に、目標を達成しつつあり、それが今に至っても認知してくれている人を増やす、話題にしていただけるサイトをつくることができました。

目的と目標の基盤となる部分なので、最後の振り返りとしてこの「理由」をもってきました。

 
 

なぜつくるのか に答えられるように

 
つくる技術ではなく、考え方についてのお話をさせていただいたのは、ここが根っこであるからです。
根っこが貧弱だと、その後大きな花のような素晴らしいアウトプットができたとしても、そのまま倒れてしまうこともあります。
大きく立派に見えるものに自分自身が引っ張られてしまうからです。
根っこがしっかりしていれば、たとえ先の方で失敗していても、成功していても、
そこに揺るがず、芯の通った一本の木のようになれると考えています。

つくる技術を持っている方も、そうでない方も、
「自分はなぜつくっていて、どうなりたいのか、どうなったら成功なのか」という部分に関しては共通してお話できる部分だと
考え、今回のコラムを書かせていただきました。

ぜひ、この全6回の「自分と向き合うセルフブランディング」が、少しでもあなたの手助けになればと願っております!

ここまでお読みいただきありがとうございました!それでは、またお会いしましょう!

 
 
▼ 他の記事一覧 ▼
Vol.1 : 自分の価値の見つけ方
Vol.2 : 自分のフィールドの見つけ方
Vol.3 : 自分のストーリーの語り方
Vol.4 : 覚えられるアイコンのつくり方
Vol.5 : 覚えられるポートフォリオの考え方

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割石 裕太

株式会社Fablic : Art Director, UI Designer


成安造形大学卒業。2012年に面白法人カヤックに新卒入社後、Lobi, Filters などのアートディレクション・サービスデザインを担当。2015年9月より、FRILを運営する 株式会社Fablic に転職。ユーザーと接する温度感を意識したUIデザインを心がけています。UIに関する登壇や、記事掲載も行っています。
“「わ!」より「お!」となる表現を。” をコンセプトに、 OH という屋号で ロゴ・ブランディング・UIデザインを中心に幅広く活動中。


RIDE : https://ride.jp
OH : http://wariemon.com
Twitter : @wariemon

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